令和元年11月24日、安倍総理は、宮城県を訪問しました。

 総理は、本吉郡南三陸町の志津川仮設魚市場で第16回復興グルメF-1大会に出席した後、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を視察し、階上(はしかみ)中学校生徒と懇談等を行いました。
 午後には、気仙沼市の造船所を視察し、続いて、大崎市で、吉田川の水防災拠点を視察しました。

 視察後、総理は次のように述べました。

「本日、訪問いたしました南三陸町、そして気仙沼市ではご当地グルメで地元を盛り上げる商店街の方々、あるいはまた、防災に向けて震災を語り継ぐ中学生たち、そして地域産業の本格的な回復に向けて、一丸となって取り組んでおられる造船所の方々、それぞれ未来を見据えて懸命に取り組んでおられます。
 復興・創生期間を終えた後も、こうした前向きな取組を力強くしっかりと、後押ししていく。そして復興を成し遂げることが政治の責任であります。年内の基本方針の取りまとめに向けて、地元の皆さんの現場の声も踏まえながら作業を加速させたいと考えております。そして、台風19号の大きな被害を受けたこの吉田川地区においては、先ほどお話を伺いましたが関係者の皆様の懸命な努力によってインフラは確実に、回復に向けて前進しています。
 一日も早い生活と生業(なりわい)の再建に向けて、対策パッケージを迅速に、そしてきめ細かく実施していくのと同時に、補正予算によって切れ目なく支援していきたいと考えています。そして、さらにはこれまでの災害の様々な課題の検証を踏まえて、防災・減災、国土強靱(じん)化、更にパワーアップさせ国民の皆様の安全と安心を確保していきたいと考えています。」

関連動画

動画の再生はこちら(政府インターネットTV)