1.  本22日,午後4時25分頃から約20分間,茂木敏充外務大臣は,G20愛知・名古屋外務大臣会合出席のため訪日中のテオドロ・リベラ・ネウマン・チリ共和国外務大臣(H.E. Dr. Teodoro Ribera Neumann, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Chile)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 茂木大臣から,訪日を歓迎するとともに,「APECとCOP25の開催が中止されたことは残念であるが,議長として準備されてきたことに敬意を表する」旨述べました。また,チリ情勢について,「民主主義や法の支配等,両国が共有する基本的に価値に基づき課題解決に取り組む努力を理解する」,「事態が早期かつ平和裡に収束することを期待する」旨述べました。これに対し,リベラ大臣から,「今回のG20への招待に感謝する,日本はチリにとって重要な戦略的パートナーである,インド太平洋地域において民主主義や自由貿易といった分野で日本が重要な役割を果たしている」,「今般のチリの状況をご心配いただき感謝,国内の社会的要求に対応しなければならない状況によりAPECCOP25の開催を中止せざるを得なくなった,また,邦人の安全確保,日本企業の活動継続のため配慮する」旨述べました。

    2 茂木大臣は,「高齢化社会のための技術協力プロジェクトの採択を決定したことをお伝えするとともに,科学技術協力に関する二国間協力や運転免許に関するやりとりが進展していることを歓迎する」旨述べました。これに対し,リベラ大臣から,「技術協力プロジェクトの採択を謝する,運転免許について更に取組を進めたい」旨述べました。

    3 また,両大臣は,幅広い分野について意見交換するとともに,今後も引き続き二国間関係及び国際場裡での協力を一層強化していくことで一致しました。