1. 1 昨21日,国連は,アントニオ・グテーレス国連事務総長が,国連薬物・犯罪事務所(UNODC)の次期事務局長としてエジプトのガーダー・ワーリー(Ms. Ghada Waly)社会連帯大臣を任命した旨を発表しました。

    2 ワーリー氏は,貧困対策や社会保障分野において高い専門性を有し,社会連帯大臣として,UNODC始めUNDP,UNICEFなど多数の国連機関との共同プロジェクトに取り組んでこられた人物です。我が国として同氏の任命を歓迎します。

    3 2020年4月には,京都において,UNODCが事務局を務める第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)が開催別ウィンドウで開くされます。我が国はホスト国として,新事務局長と協力し,京都コングレスの成功に向けて,引き続き取り組んでいく所存です。

    [参考1]国連薬物・犯罪事務所(UNODC: United Nations Office on Drugs and Crime)
     1997年に「国連薬物統制計画」と「犯罪防止刑事司法計画」が統合され設立。本部はウィーン。違法薬物及び犯罪に関する調査・分析,犯罪や麻薬関連条約の締結・実施と国内法整備支援,組織犯罪・テロ対策能力向上のための技術協力を実施。

    [参考2]第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)
     国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)は,犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の国際会議(5年に1度開催)。日本が開催国となる第14回コングレスは,2020年4月20日から27日まで国立京都国際会館で開催され,各国ハイレベルや国際機関,NGO関係者の参加の下,犯罪防止・刑事司法分野の対策や国際協力の在り方について検討する予定。