1.  本20日,午後3時30分頃から約30分間,鈴木馨祐外務副大臣は,訪日中の水鳥真美国連事務総長特別代表(防災担当)兼国連防災機関(UNDRR)ヘッド(Ms. Mami Mizutori, Special Representative of the United Nations Secretary-General for Disaster Risk Reduction and Head of United Nations Office for Disaster Risk Reduction (UNDRR))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 鈴木副大臣から,「世界津波の日」の啓発イベント(11月5日,於ニューヨーク)への貢献に関する謝意を述べるとともに,国連防災機関(UNDRR)の活動を評価した上で,気候変動の影響もあり世界各地で頻発する災害に対して,防災における日本の経験を踏まえ,仙台防災協力イニシアティブ・フェーズ2の実施等を通じ,UNDRRと連携していきたい旨述べました。その際,資金需要が今後,加速度的に増加する可能性が高いことから,インフラ整備等における更なる民間資金の活用が必要であり,知見の共有を行っていくことが重要である旨強調しました。

    2 これに対し,水鳥特別代表から,日本における先般の台風の被害に対するお見舞いを申し上げる。また,防災について日本から学ぶことは多く,途上国をはじめ多くの国から日本の協力に感謝の声があがっている,引き続き日本のリーダーシップに期待する旨述べました。

    [参考]仙台防災協力イニシアティブ・フェーズ2の概要
     2019年6月,SDGs推進本部において,安倍総理が防災分野における日本のイニシアティブを示した仙台防災協力イニシアティブ・フェーズ2を発表。このイニシアティブにおいて,誰もが安心して暮らせる災害に強い世界の強靱化に貢献すべく,2019から2022年の4年間で,洪水対策等により,少なくとも500万人に対する支援の実施及び行政官や地方リーダー計4万8千人及び次世代を担う子供たち計3万7千人の合計8万5千人の人材育成・防災教育並びに2019から2020年の2年間で,80か国の防災計画策定・改定の支援を表明。