2019年11月20日

11月19日にベルギー・ブラッセルにおいて、米国・エネルギー省、欧州委員会と共同で、第9回日米欧三極クリティカルマテリアル会合が開催されました。
本会合では、政府、大学、研究所等の関係者による日米欧のクリティカルマテリアルに関する政策や研究開発等の取組、今後の課題等について情報交換を行いました。また、各国政策当局者による会合を行い、今後もクリティカルマテリアルの安定確保等に向けて連携した取組を推進していくことを確認しました。

1.背景

日米欧三極クリティカルマテリアル会合は、2010年にクリティカルマテリアル(特にレアアース)の価格が高騰し始めたことなどにより、2011年から開始したものです。この会合は、日米欧三極協力の一環として、クリティカルマテリアルに関する政策や研究開発等に係る情報交換を行うことを目的に1年に一度、開催しています。

2.結果概要

  1. クリティカルマテリアルに関する4つのセッションにおいて、1)クリティカリティ、マテリアルフローと供給リスク、2)クリティカルマテリアルの材料開発、3)循環経済、4)電動自動車、再生可能エネルギーに向けたクリティカルマテリアルについて、情報交換を行いました。

  2. また、日本、米国及びEUの政策当局者による会合を開催しました(オブザーバーとして豪州及びカナダも参加)。
    本会合では、レアアースの供給不安に備えた日米欧三極協力の重要性が改めて認識され、今後もレアアースの安定確保等に向けて連携した取組を推進していくことを確認しました。また、第10回日米欧三極クリティカルマテリアル会合を、来年(2020年)、米国にて開催することが決定されました。

担当

製造産業局金属課金属技術室長 木原
担当者:橋森、中川

電話:03-3501-1511(内線 3681)
03-3501-1794(直通)
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