日時 令和元年11月19日(火曜日)8時51分~8時56分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)中国海関総署との「出入国旅客の携帯品等の検疫強化に関する協力覚書」への署名について
  • CSFワクチン接種に係る市況への影響等について
  • ASFに係る家畜伝染病予防法改正の検討状況について
  • 財政制度審議会分科会有識者委員のA-FIVEへの意見について

大臣

  私から1点御報告がございます。昨日、中国の動植物検疫当局である海関総署との間で、出入国旅客の携帯品等の検疫強化に関する協力覚書に署名が行われました。これは、日中両国政府間における出入国旅客の携行品等の検疫に関する初めての覚書となりますので、旅客への検疫措置の周知、広報活動などについて協力していくこととなっていくというふうに承知をしております。
  今後、この協力覚書に基づきまして、農畜産物の違法な持出し及び持込みに関して、広く当局との連携を強化し、旅客の手荷物や郵便物を介したリスクに的確に対処してまいりたいというふうに考えております。詳細につきましては後ほど、プレスリリースをさせていただきます。
  私からは以上でございます。

記者

  CSFの関連で伺います。風評被害も懸念される中、ワクチンを接種した豚の出荷が始まりました。まだ始まって間もない段階ではあるのですが、現時点での市況への影響の有無と大臣の受け止めをお願いします。

大臣

  市況への影響については今の段階では申し上げませんが、もちろん初日から、市場での価格動向についてはしっかりとウォッチをいたしております。特に、大きな心配をする状況にはありませんが、しかしまだ油断はできませんので、もうしばらく、市況についてはみる必要があるだろうと。1日、2日、3日、4日で安心だとか大丈夫だとかいうのは早計であろうというふうに思っています。

記者

  ASFに関連して家伝法の改正を検討されていると思うのですけれども、状況について、どうお考えでしょうか。

大臣

  これは精力的に行っております。しっかりですね、今回、呼称変更等いたしましたけれども、法律に基づいて、しっかりとした形にすることが望ましいと思いますし、その他の、我が省だけにとどまらない、例えば法務省とか税関当局とかそういったところにまたがることも含めてですよ、これは家伝法とはちょっと関係ありませんが、トータルで政府に対して備えられるような体制を整える必要がありますので。その内容については今日ちょっと申し上げられませんけれども、かなり精力的に省内では今、議論を進めています。

記者

  本日、安倍政権が桂太郎さんと並んで最長タイとなりましたが安倍内閣の一員として何かあれば。

大臣

  あぁ、すごいなぁと思います。まぁ、すごいことですよね。しかし、時々メディアでも御指摘をされているようですけれども、だからといって慢心することなく、私個人も含めてですね、安倍総理も同じお考えだと思いますが、もう一度緊張感を持ち直して、しっかり取り組んでいく必要があるのではないかなぁと思います。

記者

  先日の財政審でA-FIVEについて、抜本的な見直しも含めて検討されたうえで結論を出されるといったお考えがあったかと思うのですが、農水省として今の検討状況をどう受け止めていらっしゃるかと、大臣がどうお考えかをお聞かせください。

大臣

  これはあの、予算委員会でも御質問いただいた内容で、その時も私は抜本的に見直させていただくということを明言させていただきました。分科会においてもですね、店じまいを考えるべきだという極めて突っ込んだ御意見をいただいたということを承知いたしております。
  これまでの実績を踏まえれば、年度末までに110億の目標達成、これはもうほぼほぼ、ほぼほぼ、まぁ無理ということは明確でありますので、まだ最終結論には達しておりませんけども、改めて抜本的にこのあり方そのものについて結論を出していきたいと思っています。

報道官

  ほかございますか、よろしいですか。以上で終了させていただきます。

以上