令和元年11月19日
農林水産省


令和元年11月18日(月曜日)、伊東良孝農林水産副大臣と中国海関総署の王令浚副署長との間で、出入国旅客の携帯品及び郵便物の検査及び検疫の強化に関する協力覚書(以下「協力覚書」という。)への署名が行われました。
今後、この協力覚書に基づき、家畜の伝染性疾病や植物の病害虫のまん延防止に関して、日中当局間の協力を強化します。

1.背景及び経緯

アジアで口蹄疫等の越境性動物疾病の流行が継続し、近年はASF(アフリカ豚コレラ)の流行が拡大しています。
世界的に家畜の伝染性疾病や植物の病害虫のまん延防止が重要となる中、日中双方への旅行客は増加しており、関係国との情報交換及び協力の重要性が高まっています。
このような状況を踏まえ、中国の検疫当局(国家質量監督検験検疫総局(当時))と旅客の携帯品及び郵便物の検査に関する協力を強化するため、平成28年9月以降、協力覚書の取決めについて相談し、令和元年11月18日(月曜日)、伊東農林水産副大臣と王令浚中国海関総署副署長との間で、協力覚書への署名が行われました。

署名時の様子
合意時の画像

2.主な内容

(1)情報交換

  出入国旅客の携帯品及び郵便物の検査に関する法令、検査の技術標準等に関する情報共有。

(2)検疫技術協力

  検疫探知犬、X線装置等を用いた検査、精密検査等における技術協力。

(3)検疫における協力

  旅客への検疫措置の周知、不正持出し防止手法の検討、広報活動に関する協力。

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

担当者:沖田、山木
代表:03-3502-8111(内線4584)
ダイヤルイン:03-3502-8295
FAX番号:03-3502-3385

消費・安全局植物防疫課

担当者:古畑、山田
代表:03-3502-8111(内線4571)
ダイヤルイン:03-6744-7168
FAX番号:03-3502-3386