1.  本11日午後2時05分頃から約10分間,茂木敏充外務大臣は,APECビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭,髙橋規委員(三井物産顧問)から,茂木大臣に対し,ABACによる2019年「APEC首脳への提言書」が手交され,多角的貿易体制の堅持とWTO改革,気候変動問題への早急な対応,デジタル経済活性化とルールの構築等について,APECの活動に対する期待が述べられました。

    2 これに対し,茂木大臣から,ABAC日本委員の貢献に謝意を表するとともに,「ABACの本年のテーマはデジタル時代を迎えるに当たり,極めて重要。APECにおいて,日本は,自由貿易の旗手として,自由貿易の推進や地域経済統合の実現のための議論をリードしている。今後ともビジネス界からの後押しをお願いしたい」旨述べました。

    [参考]APECビジネス諮問委員会(APEC Business Advisory Council(ABAC))
    (1)ABACは,1995年に設立されたAPEC唯一の公式民間諮問団体。APEC参加国・地域の首脳から指名されたビジネス界の代表が委員として活動(各国・地域最大3名)。

    (2)ABACは,ビジネス界が重視する課題をAPECへ助言することが期待されており,毎年のAPEC首脳会議に向けて提言を提出する他,首脳会議の際に,APEC首脳と直接対話を行う。

    (3)日本委員は以下のとおり(就任順)。

    • 髙橋規  三井物産株式会社顧問
    • 林信秀  株式会社みずほ銀行常任顧問
    • 遠藤信博 日本電気株式会社取締役会長
    • 松木俊哉 日本電気株式会社執行役員常務(代理委員)