~鋳込工の近藤 幸男(こんどう ゆきお)氏をはじめ150人を11月11日に表彰~

 厚生労働省では、このほど、令和元年度の卓越した技能者(通称「現代の名工」)の表彰対象者150人を決定し、11月11日(月)に東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京で表彰式を行います。

 昭和42年に創設した「卓越した技能者の表彰制度」は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するものです。この制度は、技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し、技能者の地位と技能水準の向上を図ること、また、技能者の模範として、将来を担う優秀な技能者の確保・育成を進め、優れた技能を次世代に承継していくことを目的としています。

 今年度は、鋳込工として伝統的な工芸品「東京アンチモニー工芸品」などの貴金属製品を、「戻し吹き」技法で鋳造(ちゅうぞう)することに卓越した技能を持つ近藤 幸男氏をはじめ、150人に対して表彰を行う予定です。

 なお、表彰式では、厚生労働大臣からの表彰状、卓越技能章(盾と徽章)および褒賞金が授与される予定です。詳細は、別添資料をご参照ください。

※鋳込工(いこみこう):「鋳込み」とは、溶かした金属を鋳型へ流し込んで鋳物を作る工法で、「鋳込工」はその技能者。

作業風景写真(近藤 幸男氏)
作業風景写真(近藤 幸男氏)
 
「戻し吹き」技法により鋳造した仏像(近藤 幸男氏・作)
「戻し吹き」技法により鋳造した仏像(近藤 幸男氏・作)

<別添資料>