依存症の理解を深めるための普及啓発イベントを全国で開催予定!

 厚生労働省では、アルコールやギャンブル、薬物などの依存症に対する偏見や差別の解消を図り、依存症患者やその家族を適切な治療・支援に結び付けることを目的として、依存症の理解を深めるための普及啓発事業を今年度も展開します。 
 この啓発事業をより分かりやすく紹介し、「受け入れられる社会」の醸成を応援する立場の代表として、タレントの古坂大魔王さんを厚生労働省依存症啓発サポーターに起用しました。今後古坂さんには、依存症に対する昨今の社会的な排除風潮に対してポジティブに問題提起を行っていただき、誤解だらけの依存症についてご本人の類似体験談や取材活動などを交えながら活躍していただく予定です。
そして、来たる11月4日(振休・月)に仙台市内で開催するイベントと来年1月26日(日)に福岡市内で開催するイベントに出演することが決定しました。

 ■古坂大魔王さんのプロフィール
 生年月日:1973年7月17日
 出 身 地:青森県青森市
 趣  味:格闘技
 特  技:めんどくさいボケ、想像ものまね
 1992年お笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。
 現在は古坂大魔王として、 バラエティ出演や「とくダネ!」コメン
 テーターとして活躍中。
 また、 ピコ太郎プロデューサー、総務省・異能vation推進大使、
 文部科学省・CCC大使など様々な活動を行っている。 
<就任にあたって古坂大魔王さんのコメント>  
このたび依存症啓発サポーターに就任いたしました。  
正直、依存症に関しては知らないことも多く今まで偏見や思い込みで言っていた発言等々もあるかと思いますが、何事も知ることから始まります。  
依存症は誰もがかかる恐れがある病気であると同時に『回復できる病気』だと聞きました。
そうです、病気なのです。  
今回就任した事から、自分の発言や行動などを通して少しでも多くの人に依存症について関心をもってほしいと思います!

●厚生労働省の依存症の取組
  現在、依存症が適切な治療とその後の支援によって回復が可能な疾患であることについて、正しい理解が進んでおらず、偏見・差別等が依存症者やその家族を適切な治療・支援から遠ざけるという課題があります。厚生労働省では、依存症に関する正しい知識を普及啓発し、理解を深めることで、依存症に対する偏見・差別を解消し、依存症者や家族が適切な治療・支援につながるよう促すことを目的に、啓発イベントを実施する運びとなりました。
 
●依存症は「回復できる病気」
 依存症は決して遠い世界の話ではなく、自分にも身近な人にも起こり得る病気です。依存症への偏見・差別が、本人や周囲の人に「認めたくない」という意識を生み、正しい認識に至らない状況に陥ってしまいます。依存症は人間性の問題ではなく病気であり、正しく認識し、適切な治療や支援を受ければ回復は可能です。
 また、全国各地には依存症の不安や問題を抱えている人やその家族が相談できる場所があります。一人で悩まずまずは相談することが大切です。