1. 1 10月31日(現地時間同日),コンゴ共和国の首都ブラザビルにおいて,我が方軽部洋駐コンゴ共和国大使と先方シプリアン・シルベストル・マミナ外務・協力・在外コンゴ人省次官(H.E.Mr. Cyprien Sylvestre MAMINA, Secretary General of Ministry of Foreign Affairs, Cooperation and Congolese Abroad)との間で,供与額2億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

    2 コンゴ共和国は,産油国でありながら都市周辺部や地方において貧困問題が深刻で,2014年以降原油価格の下落を受けてマクロ経済が低迷しており,経済の多角化,人間の安全保障の推進等が優先課題となっています。また,同国は食料安全保障への取組の一環として,2018年10月にCARD(アフリカ稲作振興のための共同体)に加盟し,稲作への取組強化に努めています。

    3 この協力は,コンゴ共和国に対して農業機材(トラクター,播種機,運搬用フォークリフト等)を供与することにより,同国の農業の振興を図り,ひいては持続的な成長に向けた経済基盤の整備に寄与するものです。

    4 我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,コメ増産を含む農業の振興を支援する旨表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

    [参考]コンゴ共和国基礎データ
     コンゴ共和国の面積は約34.2万平方キロメートル(日本の約0.9倍),人口は約526万人(2017年,世界銀行),人口一人当たりの国民総所得(GNI)は1,430米ドル(2017年,世界銀行)。