2019年10月25日(金曜日)
8時37分~8時41分
於:院内衆本会議場中庭廊下側
 

冒頭発言

ただいま安倍総理に辞表を提出してまいりました。

現在、私の地元の政治活動に関しまして、様々な報道がなされているわけでございますが、今日から各委員会も本格化して動き出す中で、私のこの問題に関して、国会が停滞をする、法案審議ができないということは、私の本意でありません。また、経済産業行政におきましても、様々懸案が山積をしている中で、こうした自らの問題によって、この経済産業行政、あるいは政府全体の審議の課題が止まってしまう、こういったことは私の本意ではございません。したがって、このことを重く受け止めまして、先ほど安倍総理に辞表を提出した次第でございます。

懸案山積にもかかわらず、任期途中で経済産業大臣の職を辞するということは、慚愧に堪えない思いでありますが、この点、お詫びを申し上げたいと思います。

また、今後、政治活動において御指摘を頂いていることについては、その事実関係をよく確認をいたしまして説明責任を果たしていきたい、このように思っている次第でございます。

私からは以上でございます。

質疑応答

Q: 大臣の秘書が有権者の方に香典などを配っていて、公職選挙法に違反するのではないかという報道が一部出ておりますが、この事実関係については。

A: 10月17日の夜の6時からのお通夜がございました。私もその通夜に出席すべく、車に礼服、ネクタイ等々を準備をしていたわけでありますが、台風19号の閣僚会合が同じ時間に急遽入ったものですから、もちろんそちらを優先しなければならず、私がその日には行けずに、結果として、翌日の葬儀に私が自ら出席をして遺族の方に弔意を申し上げた次第でございます。

Q: 公職選挙法には違反しないと。

A: 結果として、秘書が香典を出した、そして翌日、私もそのことをよく確認をせずに、私も香典を持っていっておりまして、ある意味では、遺族からすると2つ届いていたということで、これが1つ戻ってきたものですから、そこで改めて、この事実関係を後で知ったということでありまして、この点は遺族の方も報道からの取材があって、このことを確認したということであります。
いずれにしても、きちっと、そうしたことがないように、今後気をつけていきたいと思っています。

Q: 大臣、すみません。辞任はいつ頃お決めになられたんでしょうか。

A: 今朝です。
今日、経産委員会がございますから、その準備もいたしておりましたが、やはり一晩考えまして、この経済行政、経済産業行政、国内外ともに、まさに山積をしている課題がある中で、私のことで、それ以外のことの審議が止まってしまう、こういったことは慚愧に堪えない思いでありましたので、今朝、自ら決意いたしまして、先ほど総理に辞表を提出してきた次第でございます。

Q: 仮に公職選挙法違反を確認できた場合、議員としての職責はどうお考えになりますか。

A: そこはよく確認していきたいと思っています。

以上

最終更新日:2019年10月25日