2019年10月24日

経済産業省は、10月23日に、サウジアラビア関係閣僚の参加を得て、第4回日・サウジ・ビジョン2030閣僚会合を開催し、「日・サウジ・ビジョン2030 2.0改訂版」を取りまとめました。

1.第4回日・サウジ・ビジョン2030閣僚会合

両国の戦略的パートナーシップの新たな羅針盤として、「日・サウジ・ビジョン2030」が2017年に策定されて以来、幅広い分野で多くの協力事業が進展しています。今次会合は、日本側からは菅原経済産業大臣及び鈴木外務副大臣、サウジアラビア側からはアル=トワイジリ経済企画大臣、アル=カサビ商業投資大臣が出席しました。エンターテイメントやエネルギーといった幅広い分野での協力プロジェクトの進展や今後の具体的なアクションを「日・サウジ・ビジョン2030 2.0改訂版」として取りまとめました。

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2.菅原大臣とサウジアラビア関係閣僚との会談

閣僚会合に先立ち、菅原大臣は、サウジアラビア関係閣僚と会談を行いました。冒頭、菅原大臣は、サウジアラビアからの石油の安定供給に感謝を述べました。両国は、「日・サウジ・ビジョン 2030」の下、ビジョン・オフィスや経済特区などのビジネス促進措置(Enabler(エネイブラー))を充実し、個別プロジェクトの具体化に一層注力していくとともに、エンターテイメントやヘルスケアといったサウジの社会ニーズに応じた協力を加速化していくことで、一致しました。

※ビジョン・オフィス:「日・サウジ・ビジョン2030」の協力プロジェクトを推進するため、両国政府が互いの国に設立。日本が設立するリヤドオフィスは2018年1月に開所。サウジが設立する東京オフィスは2020年第一四半期に開所予定。

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3.日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム

経済産業省は、日本貿易振興機構(JETRO)、中東協力センター(JCCME)及びサウジ総合投資院(SAGIA)とともに「日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム」を開催しました。本フォーラムでは、エンターテイメントやイノベーションといった新しい分野での協力について、議論が行われました。

菅原大臣からは、スピーチの中で、SAGIA東京オフィスの年内開設など、サウジへの進出支援を担う体制整備が進展していることや、エンターテイメント分野での協力の進展など、両国の関係が着実に深まっていることを紹介しました。

また、菅原経済産業大臣及びサウジ側閣僚の立ち会いの下、教育研究交流の促進や人材育成など幅広い分野での13本の協力覚書の交換式が行われました。

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