1. 1 冒頭
     茂木大臣から,トゥンバ大臣の訪日を歓迎し,同大臣の就任に祝意を表するとともに,昨20日に同国で発生した交通事故により多数の死者が出たことに弔意を表明しました。さらに,茂木大臣から「コンゴ民主共和国の平和と安定は大陸全体の繁栄の要であり,経済的潜在力の高い国と認識しており,日本は,パートナーとしてコンゴ民主共和国国民に届く開発協力を実施していく」旨述べました。
     これに対し,トゥンバ大臣から,見舞いの言葉に謝意を表しつつ,8月の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に続き,今回の訪問に際しての日本による素晴らしい受け入れに感謝する旨述べました。

    2 二国間関係
     茂木大臣から,コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱流行に対するお見舞いを伝えた上で,流行拡大抑止に向けた取組について,「日本は,緊急援助物資供与,国際緊急援助隊の派遣,緊急無償資金協力を実施している」旨述べました。また,二国間経済関係強化に向けて,「日本企業のビジネス展開に向けた環境整備をお願いしたい」旨述べました。
     これに対し,トゥンバ大臣から,困難な時にこそ真の友が分かると述べた上で,日本のエボラ出血熱流行対策支援を含め,日本からの様々な支援に謝意を表しました。また,トゥンバ大臣は,ビジネス環境整備に関して,新鉱山法の制定などのコンゴ民主共和国側の取組を説明の上,両国の経済関係強化への期待を表明しました。

    3 国際場裏における協力
     茂木大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,トゥンバ大臣からの支持を得ました。