2019年10月18日(金曜日)
9時15分~9時20分
於:衆議院分館1階ロビー

質疑応答

台風19号による停電

Q: 台風19号への電力会社の対応なんですけれども、その前の台風15号のときには、停電の復旧の見通しの公表の在り方が課題になりましたけれども、今回はその教訓はいかされているとお考えでしょうか。

A: 15号のときは、やや拙速に、その停電の件数は分かっているものの、巡視や、あるいはドローンを使ったりした状況把握をしない中で、このくらいで復旧するのではないかといったことで電力会社の方から発表がありました。
その経験を踏まえて、今回は巡視、見回りの数を5倍にしまして、また、ドローンも40機使いまして、各般にわたって現場を俯瞰をした上で、その復旧見込みというものを一つ一つ公表してまいりました。前回は4日半(注)だったんですが、今回は24時間で公表することができ、かつ、また16日までに9割方、52万軒、最大発生しましたものですから、9割方解消するんではないかと言っていたんですが、結果として、大幅に復旧が早まりまして、今日現在390軒という状況でございますが、いずれにしても、まだ390軒ございますので、しっかり最後までの復旧に向けて取組を進めていきたいと思います。

Q: 今回の台風の被害で、自動車メーカーで一部操業を停止するような影響も出ています。サプライチェーンを含めた中小企業も含めて、産業界への影響と対策について、お願いします。

A: かなり甚大な被害が出ておりまして、工場等が水浸しになって非常に被害が大きく、ラインが止まってしまったり、あるいは使えなくなったり、15号のときは風の台風だったんですが、今回は雨の台風ともいうべく、大雨によって中小企業・小規模事業者も大変な痛手を被っています。
そのために、まず経営相談窓口を設置をしました。それから、この政策金融公庫の緊急の融資、あるいは信用保証協会の第4号の保証、100%保証、こうしたことをやって、しっかりと対応を図っていきたいと思いますし、また、今、経産省の職員を70名現場に派遣をしておりまして、企業の皆様からいろいろなお声をいただいて、それを救済策に反映できるようにしていきたい、こんなふうに考えております。

金品受け渡しに関する週刊誌報道

Q: 昨日ですが、立憲民主党の議員側から、菅原大臣の指示で有権者に贈答品を配ったとする元秘書の方とされる方の証言と見られる音声が公開されました。事実関係と、これまでに調査をされていると思うのですが、その現状について伺えないでしょうか。

A: まず、その元秘書の方がどなたか分かりません。その上で、その証言となるもの等々見ておりませんから、それは今の現状ではコメントはできない状況にあります。
一方で、委員会から頂いた、質問者から頂いたリストそのものを事務所で探しましたけれども、全く見当たりません。いわゆるデータ等もない状況の中で、ただ、それを頂いたものですから、それを今一件ずつ回っております。秘書が回っておりますけれども、その中で亡くなった方、あるいは電話をしても不通の方も相当いる中で、今、途中段階でありますけれども、聞いたお話では、もらっていない、あるいは十数年も前のことで分からない、今回、10年以上も前のことなものですから、そういう意味では、本当に今、一つずつ調査をしている状況でございまして、今後ともその調査を進めていきたい、こう思っています。

(注)実際の発言は「36時間」でしたが、事実関係に基づき、上記のとおり修正しました。

以上

最終更新日:2019年10月18日