2019年10月11日（金曜日）
8時42分～8時46分
於：衆議院本会議場中庭廊下
冒頭発言
台風19号に向けた準備
まず、台風19号でございますけれども、明日、12日土曜日から13日に掛けまして、台風19号、関東地方、いわば台風15号の被災地含めて上陸する可能性が出ております。これに備えまして、経済産業省といたしましても、9日に政務三役出席の警戒会議を行いました。職員に対して、台風15号の教訓をいかして、台風に伴う被害や停電に備えて万全の体制で臨むように指示をしたところでございます。
特に住民生活への影響の強いライフラインであります電力につきましては、迅速な被害状況の把握及び復旧見通しの公表、早期の復旧に向けた体制確保など、努めるように指示をいたしております。
災害対策準備室についてでございますが、明日12日から省内に設置いたしまして、幹部職員を含む災害担当の職員が24時間体制で状況の把握等について、全力で取り組んでまいる予定でございます。
なお、非常用の発電機、また燃料の確保につきまして、倒木、あるいは道路の損壊等、物流が停滞する懸念もございます。国民の皆様、特に病院や水道施設など、重要施設を管理する方々におきまして、非常用の発電機を点検するとともに、その燃料の確保をお願いするわけでございます。
また、マイカーをお持ちの方におきましても、燃料を満タンにしておいていただいて、不要不急の給油を避けるなど、事前の準備をお願いしたいと、このように今考えております。
以上でございます。
質疑応答
RCEP交渉
Ｑ： 明日、RCEPの閣僚会合が開かれます。11月の首脳会合に向けてどのような進展を期待されるか、また大臣として初めての国際会議となりますけれども、意気込みをお聞かせください。
Ａ： 今晩、タイ・バンコクに向けて、夜半過ぎに出発いたします。明日開催されるRCEP閣僚会合へ出席しますけれども、とりわけ主要各国の閣僚とバイ会談を行う予定でございます。
経済産業省、あるいは経産大臣の任務のうちで、RCEPの交渉は最重要課題の一つでございます。国益のために、全精力を挙げて取り組んでいきたい。このように思っています。
また、交渉の中で市場アクセス分野及びルール分野の双方において、相当進展をいたしておりますが、閣僚レベルで最後の調整が必要な論点も幾つかございます。11月の首脳会議に向けて、残された政治的な課題、その決着を図るとともに、11月の首脳会議に道筋を付けるようにしていきたいと思っています。
金品受け渡しに関する週刊誌報道
Ｑ： 一部報道なのですけれども、有権者の方への金品の受渡しがあったというものがありますけれども、これに関しての事実関係と、元秘書の方から告発が続いていることについて、受け止めがもしあれば。
Ａ： 週刊誌の報道以来、一昨日までに事務所で確認できた内容を今踏まえまして、昨日の予算委員会でも説明をいたしました。公職選挙法や政治資金規正法などに抵触するような内容は、今のところ確認をされてないということでございます。
今日、また質問、あるいはそこで資料等が出るようでございますので、その事実関係を確認するように、事務所に今お話をしているところでございます。いずれにしても、しっかり説明責任を果たしていきたい、こう思っています。
キャッシュレス・消費者還元事業
Ｑ： ポイント還元制度についてお聞きします。
制度が始まって約1週間が過ぎましたけれども、これまでにどれぐらい利用されたか、利用状況と店舗情報の誤りなど、幾つかトラブルも起きていると思いますけれども、改めてこれに対してどう取り組むか、お考えをお聞かせください。
Ａ： 1日から1週間というくくりで見ますと、全国で利用された決済額は202億円です。還元額は約8億2,000万円というふうに聞いています（注）。そして、お話のあった決済事業者の入力ミス、これは2万件あったわけですけれども、今日のところで9割修正が行われて、来週中にはそれが全て修正がされるというふうに聞いております。また、10月中には、現在のホームページにある絞り込みの検索、これをアプリに導入して、双方共有するように、できるようにしていきたい。こんなふうに思っています。
最後に、名寄せにつきまして、例えば1軒のお店がミスによって3カ所出てきてしまっている。これを名寄せをする。これは11月中にしっかりやっていきたいと。いずれにしても、中小店舗の皆さん、あるいは決済事業者に対して周知徹底をして、消費者の皆様により活用していただけるような環境を作っていきたいと思います。
（注）キャッシュレス・ポイント還元事業の決済額（約202億円）及び還元額（約8億2千万）については、いずれも現時点での試算値でありますが、10月1日から7日の一日平均の額となります。
以上
最終更新日：2019年10月11日