2019年10月8日

2019年度第3四半期(2019年10-12月期)の鋼材需要量は、前年同期比-2.9%の減少、前期実績見込比+1.1%の微増の2,292万トンとなる見通しです。その内訳は以下のとおりです。
・国内需要
(建設部門)建築部門では住宅建築が相続税対策や低金利効果の一巡等により低調に推移することが見込まれるものの、土木部門で災害復旧工事等の国土強靭化政策に関連した大型公共投資が見込まれることにより、建設部門は前年同期比で微増、前期実績見込比で増加。
(製造業部門)通商問題を巡る緊張、中国経済の先行き不確実性等により輸出や生産の弱さが続いていることや、消費税増税前の駆け込み需要対策による反動減が見込まれることから、製造業部門は前年同期比で減少、前期実績見込比では横ばい。
・輸出:海外市況の悪化等による需要環境の弱含みにより前年同期比で微減、前期実績見込比では横ばい。
 今期の粗鋼需要量は、2,569万トン。前年同期比-0.1%、前期実績見込比+0.8%。

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