1. 1 10月7日(現地時間同日),カーボベルデ共和国の首都プライアにおいて,我が方新井辰夫駐カーボベルデ大使(セネガルにて兼轄)と先方ルイシュ・フィリペ・ロプシュ・タヴァルシュ外務・共同体大臣(H.E. Mr. Luis Filipe LOPES TAVARES, Minister of Foreign Affairs and Communities)との間で,供与額2億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

    2 島嶼国であるカーボベルデは,国土が狭く降雨量も少ない耕作不適地のため,低い穀物自給率が問題となっています。同国の主な農産物であるトウモロコシの昨年の生産量は,国内の穀物需要量の5%にも満たず,食糧を外国からの輸入と食糧援助に頼らざるを得ない状況です。

    3 この協力は,カーボベルデ政府に対し,食料事情の改善等を目的として,我が国政府米及び小麦(約3,300トン)による食糧援助を実施するものです。

    4 我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,「強靱かつ持続可能な社会の構築」への貢献を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

    [参考]カーボベルデ共和国基礎データ
     カーボベルデ共和国の面積は約4,033平方キロメートル(日本の滋賀県程度),人口は約55万人(2017年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約2,990米ドル(2017年,世界銀行)。