2019年10月1日

特許庁、九州経済産業局は、令和元年11月19日(火曜日)に、「知財のミカタ~巡回特許庁in長崎~」を開催します。長崎県では初の開催となります。メインセッションでは元日清食品ホールディングス株式会社の加藤氏が「インスタントラーメン」のヒットの舞台裏にあった知財戦略について講演をするほか、個別セッションでは波佐見焼のブランド化へ向けた取組についての講演などのプログラムを用意しています。また、九州地域で出張面接を集中的に実施します。

  • 知財のミカタの画像

1.「知財のミカタ~巡回特許庁in長崎~」とは

知財は、「自分には関係ない」、「難しそう」といった知財の“見方”を変え、知財を“味方”にして活用するきっかけ作りを目的に、全国各地で「知財のミカタ~巡回特許庁~」というイベントを開催しています。

長崎県での開催は、今年が初めての開催となります。昨年、世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をはじめ、豊富な地域資源を持つ長崎県で、ヒット商品と知的財産戦略の関係や、ブランド化に関する実例を紹介することで、皆様に知的財産の重要性をお伝えします。

2.開催概要

知財のミカタ~巡回特許庁in長崎~

開催日:令和元年11月19日(火曜日)
開催場所:ホテルニュー長崎(長崎県長崎市大黒町14番5号)

プログラム(詳細は別添リーフレット参照)

メインセッション

日本が生んだ世界食インスタントラーメン ~ヒット商品の舞台裏~
加藤正樹氏(元 日清食品ホールディングス株式会社 知的財産部部長)が、20世紀最大のヒット商品と言われるインスタントラーメンの開発秘話と知的財産について、具体的な事例を交えながら、舞台裏にあった知財戦略についてわかりやすく講演します。

個別セッション
  1. 波佐見焼のブランド化へ向けた取り組み
    今日では知名度のある波佐見焼。昔は他の陶磁器産地と比べると知名度がありませんでした。そこからどのようにしてブランド化させていったのか、児玉盛介氏(波佐見焼振興会 会長)がブランド化の秘密を講演します。

  2. 知財情報を活用しよう ~J-PlatPatでの特許・商標検索~
    INPIT((独)工業所有権情報・研修館)が提供する知財情報の検索サービス「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」は、インターネットを通じて誰でも無料で利用することができます。
    知財戦略の構築や、権利侵害を回避するためには、J-PlatPatを利用して他者の権利をしっかり把握することが重要です。
    技術用語のキーワードなどから特許文献を検索する方法や、ネーミングやマークの特徴から商標を検索する方法などを実習形式で説明します。

  3. 日本弁理士会併催イベント「身近な知的財産の見つけ方教えます」
    知的財産とは何か、どのように経営の役に立つのかを知っていただくため、実際の事例紹介をもとに、会社やお店に眠る知的財産の見つけ方や活かし方のコツを知的財産の専門家「弁理士」がご紹介します。地元九州で活動している弁理士が多数参加しますので、その豊富な経験に基づいた話をお聞きいただけます。

何でも相談コーナー(申込不要)

セミナー当日は、特許庁の審査官・産業財産権専門官やINPIT長崎県知財総合支援窓口、長崎県よろず支援拠点、日本規格協会の標準化アドバイザーが、知財や経営に関するお悩み・ご相談に対応します。

出張面接

開催期間:令和元年11月19日(火曜日)~12月16日(月曜日)
開催場所:九州地域(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)

3.参加申込方法

QRコードの写真

プログラム・参加申込等の詳細は、以下のホームページをご覧ください。

令和元年度「知財のミカタ~巡回特許庁~」特設ホームページ外部リンク

関連資料

関連リンク

担当

特許庁 総務部 普及支援課長 佐野
担当者:大谷、林、溝口

電話:03-3581-1101(内線 2107)
03-3501-5878(直通)
03-3506-8615(FAX)