1. 1 安全保障上の課題が広範化・多様化していることを踏まえ,特に下記の観点から,安全保障政策課の下にある室の業務全体について見直しを行った結果,宇宙・サイバー政策室,海上安全保障政策室及び国際平和協力室を改編し,新安全保障課題政策室,宇宙・海洋安全保障政策室及び国際平和・安全保障協力室を設置します。

    (1)近年,安全保障の裾野が経済・技術分野に拡大していることを踏まえ,経済・技術分野における安全保障政策に係る取組を強化することが必要。

    (2)宇宙・海洋という領域(ドメイン)の観点から,安全保障,規範,能力構築支援等に係る外交政策を一元的に取り扱う体制を構築し,同分野における取組を強化することが必要。

    (3)平和安全法制の制定や訓練・防衛交流等の活発化を受けて,主に平時における自衛隊の海外での活動及び自衛隊と外国軍隊の協力に関して一元的に取り扱い,省内での知見を集約する体制を構築することが必要。

    2 今後は,新安全保障課題政策室が,我が国の安全保障に係る基本的な外交政策のうち経済,技術,サイバーその他の事項に関する新たな安全保障上の課題に関する業務を所掌し,宇宙・海洋安全保障政策室が,我が国の安全保障に係る基本的な外交政策のうち宇宙及び海洋に関する業務を主に所掌し,国際平和・安全保障協力室が,我が国の国際平和協力その他の安全保障上の協力に関する業務を主に所掌します。