令和元年9月25日
林野庁

林野庁は、令和元年10月21日(月曜日)に、熊本市国際交流会館において、国際シンポジウム「SDGs達成に向けた森林の貢献:森林情報の活用と基準・指標」を開催します。

シンポジウムは公開で、カメラ撮影も可能です。また、日本語・英語の同時通訳が行われます。

1.開催概要

森林は、2015年の国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標15「陸の豊かさも守ろう」をはじめ多くの目標に関係しています。

近年、人為活動に伴う森林の減少・劣化や気象災害による森林被害の増加等が地球規模の課題として注目されつつあり、持続可能な森林経営の推進が一層求められています。その際には、森林の状態を客観的、科学的に把握し、SDGsのような広範な目標の達成に向けて国全体あるいは地域の森林経営の状況を明確にしていくことが重要です。

1990年代より、森林経営の持続可能性を客観的に把握する「ものさし」として基準・指標を作成する取組が進められており、我が国は温帯・亜寒帯地域の森林を対象とするモントリオール・プロセス(※)の中で取組を進めてきました。

本シンポジウムでは、国内外から専門家を招いて、近年の森林分野に関連する国際的な動向やモントリオール・プロセスが定めた「基準・指標」を活用した森林情報の把握に関する各国の取組等について技術・政策面から紹介し、今後の展望について議論します。

(※)森林の持続可能性を客観的・科学的に把握や分析するための「基準・指標」を議論する国際的な取組です。日本を含む環太平洋地域の温帯・亜寒帯林地域を対象とする12ヶ国(アメリカ、アルゼンチン、ウルグアイ、オーストラリア、カナダ、韓国、中国、チリ、日本、ニュージーランド、メキシコ、ロシア)が加盟しています。

2.開催日時及び場所

日時:令和元年10月21日(月曜日)13時30分~17時30分(13時00分受付開始)

会場:熊本市国際交流会館

所在地:熊本県熊本市花畑町4-18

3.使用言語

日本語/英語(同時通訳)

4.プログラム(予定)

13時30分   開会

13時40分~15時40分   セッション1:SDGsと持続可能な森林経営

キーノートスピーチ:近年の森林を巡る国際的な課題(国連森林フォーラム)

プレゼンテーション:モントリオール・プロセスの概要と活動(林野庁)
                             国際熱帯木材機関の基準・指標と活動(国際熱帯木材機関)
                             モントリオール・プロセス加盟国等の取組状況(日本、カナダ、中国、ニュージーランド)

15時40分~16時10分   休憩

16時10分~17時20分   セッション2:パネルディスカッション

モデレータ:ティム・ペイン(モントリオール・プロセス技術諮問委員会委員長)

17時30分   閉会 

5.申込方法

参加を希望される方は、下記リンク先からお申込みください。

http://www.nittsu-ryoko.co.jp/event/fa2019/

なお、申し込みについては、定員に達し次第、締め切ります。 

6.報道関係者の皆様へ

報道関係者で取材を希望される方には、一般参加者とは別に席を御用意させていただきます。報道関係者である旨を明記した上で、上記5の申込方法に従い、お申し込みください。

取材に当たっては、現地担当者の指示に従ってください。 

お問合せ先

森林整備部計画課海外林業協力室

担当者:海外企画班 氏橋、沢
代表:03-3502-8111(内線6146)
ダイヤルイン:03-3591-8449
FAX番号:03-3593-9565