令和元年9月25日
農林水産省

農林水産省は、畜産物の安全確保の観点から、畜産農場におけるHACCPの考え方を採り入れた衛生管理手法(農場HACCP)を推進しているところです。
平成24年4月に、我が国で初めて農場HACCP認証農場が認証され、その後も取組を進めてきたところ、令和元年8月末時点で、認証農場が300農場を超えました。

1.経緯

農林水産省では、畜産物の安全確保の観点から、畜産農場におけるHACCP※の考え方を採り入れた衛生管理手法(農場HACCP)を推進しているところです。
(1)平成14年に、農場HACCP導入の前提となる飼養衛生管理の方法を畜種ごとに一般的衛生管理マニュアルとして整理した「家畜の生産段階における衛生管理ガイドライン」を策定しました。
(2)また、平成19年から農場HACCPの認証基準について検討を始め、平成21年に「畜産農場における飼養衛生管理向上の取組認証基準(農場HACCP認証基準)」を公表しました。
(3)認証については民間の取組として検討が行われ、平成23年12月から、この認証基準に基づき、民間での農場HACCPの認証手続が始まり、平成24年4月に14農場が認証されました。

(※)HACCPとは
原料の入荷から製造・出荷までの全ての工程において、
(ア)あらかじめ危害を予測し、
(イ)その危害を防止するための重要管理点を特定して、
(ウ)そのポイントを継続的に監視・記録し、
(エ)異常が認められたらすぐに対策を取り解決することにより、不良製品の出荷を未然に防ぐシステム。
HACCP:Hazard Analysis Critical Control Point

2.概要

「畜産農場における飼養衛生管理向上の取組認証基準(農場HACCP認証基準)」に基づき、農場HACCP認証機関である公益社団法人中央畜産会及びエス・エム・シー株式会社が認証を行ってきたところ、令和元年8月末時点で認証農場が300農場を超えました(9月20日時点で307農場)。
農林水産省では、引き続き農場HACCPの取組を推進していきます。

3.認証農場

別添のとおり

4.その他

農場HACCPとは
畜産農場にHACCPの考え方を採り入れ、家畜の所有者自らが有害物質の残留等の危害や生産物の温度管理等の重要管理点を設定し、継続的に記録・管理を行うことにより、生産農場段階での危害要因をコントロールする飼養衛生管理。

農林水産省ホームページ「家畜生産段階における飼養衛生管理の向上について(農場HACCP等)」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_haccp/index.html

<添付資料>
認証農場一覧(PDF : 347KB)

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

担当者:山野、請川
代表:03-3502-8111(内線4582)
ダイヤルイン:03-3502-8292
FAX番号:03-3502-3385

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