1.  本20日午後0時頃から約20分間,茂木敏充外務大臣は,訪日中のエリザベス・トラス英国国際貿易大臣(The Rt Hon Elizabeth Truss MP, Secretary of State for International Trade and President of the Board of Trade of the United Kingdom)との間で会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,本会談に先立ち,両大臣は日英間の相互承認に関する交換書簡英文(PDF)別ウィンドウで開く和文概要(PDF)別ウィンドウで開く)に署名を行いました。

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    1 冒頭

    (1)茂木大臣から,トラス国際貿易大臣の訪日を歓迎し,日英経済関係を一層深化するために協力したい旨述べました。これに対し,トラス大臣から,日英経済関係はとても重要であり,国際貿易大臣として日本訪問は早期の優先事項であった旨の発言がありました。

    (2)茂木大臣から,本日,日英間の相互承認に関する交換書簡に署名した,引き続き,両国企業に対する予見可能性と法的安定性確保に向け英国と協力していきたい旨述べました。これに対し,トラス大臣から,英国のEU離脱後も日英間の相互承認及びビジネスが継続していくことが重要との発言がありました。

    2 英国のEU離脱

     茂木大臣から,英国は日系企業にとり欧州へのゲートウェーであり,EU離脱後も日本企業の魅力的な投資先であることを期待しており,引き続き英EU間の合意に基づく秩序だった離脱を強く期待する旨述べました。これに対し,トラス大臣から,英国は日本との関係を重視しており,EUと前向きな議論を行っている旨発言がありました。

    3 日英経済関係

    (1)両大臣は,英国のEU離脱後,日英間の新たな経済的パートナーシップの構築に迅速に取り組んでいくことで一致しました。

    (2)トラス大臣から,英国において同パートナーシップ構築に向けた意見公募を開始した旨発言がありました。

    (3)トラス大臣から,CPTPP加入への関心が改めて表明され,茂木大臣から,英国の関心を歓迎する,支援を継続したい旨述べました。

    4 その他

     両大臣は,WTO改革や「大阪トラック」等についても意見交換を行いました。