1. 1 9月10日から11日まで,北海道札幌市において「『世界津波の日』2019高校生サミットin北海道」が開催され,日本を含む44か国の高校生(国内参加高校生188名,海外参加高校生214名)が参加しました。

    2 高校生たちは,スタディツアーを通して,日本の津波の歴史や防災・減災の取組を学ぶとともに,「知識を得る」,「意識を高める」,「復興に向け共に行動する」の3分野のテーマに分かれて議論しました。最後は分科会での発表をまとめて,サミット全体の成果として「イランカラプテ宣言」が発表されました。また,9月10日夜には,サミット主催者の北海道知事をはじめ,国会議員や各国の在京大使,地元自治体の首長等の関係者も参加して,外務省主催レセプションを開催し,阿部俊子外務副大臣が挨拶を行い,日常の防災意識の重要性や高校生への期待を述べました。

    3 高校生たちは本サミットを通じて得られた知見,経験を自国に持ち帰り,将来,各国で防災・減災分野における主導的な役割を担うリーダーとして活躍することが期待されます。

    [参考1]「世界津波の日
     2015年12月,津波に関する人々の意識を向上し,津波対策の強化を目的に,我が国をはじめ142か国が共に提案した「世界津波の日」を定める決議が第70回国連総会本会議でコンセンサスにより採択された。

    [参考2]高校生の参加国
    日本/アルゼンチン/オーストラリア/ブラジル/カナダ/チリ/中国/クック諸島/エルサルバドル/フィジー/フランス/ドイツ/インド/インドネシア/イタリア/キリバス/マレーシア/モルジブ/マーシャル/メキシコ/ミクロネシア/モンゴル/ナウル/オランダ/ニュージーランド/ニウエ/パラオ/パプアニューギニア/パラグアイ/ペルー/大韓民国/ロシア連邦/サモア/シンガポール/ソロモン/南アフリカ/スリランカ/タイ/トンガ/トルコ/ツバル/米国/バヌアツ/ベトナム(計44か国)