1. 1 本10日(現地時間9日),ブルンジ共和国のブジュンブラにおいて,我が方宮下孝之駐ブルンジ大使(ルワンダにて兼轄)と先方エゼギエル・ニビギラ外務大臣(H.E.Amb. Ezéchiel NIBIGIRA, Minister of Foreign Affairs)との間で,供与限度額を3億円とする無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

    2 ブルンジは,国土が山がちで耕地面積が限定されているだけでなく,天水農業に依存しているため,気候変動の影響を強く受けており,人口の50%が慢性的に食料不足に陥っているなど,深刻な食料危機状態にあります。また,外貨不足により,海外からの食糧調達が困難であることに加え,食料品を中心とした物価上昇も日常生活に影響を与えています。

    3 この協力は,食料不足に直面している同国に対し,食料安全保障と栄養状態の改善等を目的として,我が国政府米(約3,700トン)による食糧援助を実施するものです。

    4 我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており,この協力は同表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

    [参考]ブルンジ共和国基礎データ
    ブルンジ共和国の面積は約2.78万平方キロメートル(四国の約1,5倍),人口は1,117万人(2018年,世界銀行),人口一人当たり国民総所得(GNI)は280米ドル(2018年,世界銀行)。