2019年9月9日

世耕経済産業大臣は、第25回日ASEAN経済大臣会合および、第7回RCEP閣僚会合に出席するため、9月7日(土曜日)から9月8日(日曜日)にかけて、タイ王国を訪問しました。また、この機会を捉え、フィリピンのロペス貿易産業大臣、シンガポールのチャン貿易産業大臣、タイのチュリン副首相兼商務大臣、インドのゴヤル商工大臣、オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資大臣と二国間会談を行うとともに、ASEAN議長他との少人数会談も行いました。

1.第25回日ASEAN経済大臣会合(AEM-METI)

昨年提唱した「第四次産業革命イニシアティブ」を加速させるべく、世耕大臣から「第四次産業革命(4IR)ダイアログ」の創設を提案し、ASEANから歓迎されました。ダイアログは、日本とASEANのデジタルイノベーションの社会実装に向けた環境整備の方策を双方向で対話するものです。また、人材育成等のテーラーメイド型協力を維持・拡充する重要性を共有しました。

日ASEAN包括的経済連携(AJCEP)・第一改正議定書の署名を歓迎し、発効への期待を表明しました。更に、WTO改革やデジタル化に対応した新たな国際枠組みの重要性につき認識を共有しました。

  • 日ASEAN経済大臣会合の画像

2.第7回RCEP閣僚会合

9月8日に行われた、第7回RCEP閣僚会合に出席し、年内妥結を目指した交渉の進め方について議論を行いました。閣僚会合では、これまでの交渉の進捗を確認した上で、年内妥結を目指した今後の交渉の進め方について閣僚間で率直な議論を行いました。

議論の結果、閣僚は交渉官に、交渉を終結させるために必要なリソースや権限を与えることを約束し、今月後半に行われるダナン交渉会合に臨ませることとしました。

  • RCEP閣僚会合の画像

3.二国間会談等

RCEPについて、主に第7回閣僚会合での進め方を議論するため、フィリピンのロペス貿易産業大臣、シンガポールのチャン貿易産業大臣、タイのチュリン副首相兼商務大臣、インドのゴヤル商工大臣、オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資大臣と二国間会談を行うとともに、ASEAN議長他との少人数会談も行いました。

  • ロペス貿易産業大臣との会談の画像ロペス貿易産業大臣との会談
  • チャン貿易産業大臣との会談の画像チャン貿易産業大臣との会談
  • チュリン副首相兼商務大臣との会談の画像チュリン副首相兼商務大臣との会談
  • ゴヤル商工大臣との会談の画像ゴヤル商工大臣との会談
  • バーミンガム貿易・観光・投資大臣との会談の画像バーミンガム貿易・観光・投資大臣との会談

担当

通商政策局 アジア大洋州課長 藤澤(日ASEAN経済大臣会合、タイなどとの会談)
担当者:北村(タイなどとの会談)、菊池(日ASEAN経済大臣会合)

電話:03-3501-1511(内線 3011~3015)
03-3501-1953(直通)
03-3501-5898(FAX)

通商政策局 経済連携課長 山口(RCEP閣僚会合)
担当者:甲元

電話:03-3501-1511(内線 2981~2984)
03-3501-1595(直通)
03-3501-1592(FAX)

通商政策局 南西アジア室長 三宅(インドとの会談)
担当者:前田

電話:03-3501-1511(内線 2987)
03-3501-1836(直通)
03-3501-5898(FAX)