令和元年9月6日(現地時間)、第5回東方経済フォーラム出席等のためロシア連邦のウラジオストクを訪問している安倍総理は、国際サッカー連盟(FIFA)のジョヴァンニ・ヴィンチェンツォ・インファンティーノ会長による表敬を受けました。続いて、日本企業関係者との懇談を行い、その後、日本人抑留中死亡者慰霊碑を訪問しました。

 総理は、日本企業関係者との懇談の挨拶で次のように述べました。

「皆様、おはようございます。本日は、またお越しいただきまして、ありがとうございます。

 私も4年連続、当地ウラジオストクを訪問させていただいておりますが、何回も出席していただいた方もおられると思いますが、初めて来られた方、私も初めてはそうだったのですが、ウラジオストクは意外と近いなということでありまして、この地から、正に極東のロシア、そして、ヨーロッパへと続いていく、広大なユーラシア大陸、大地が広がっていくわけでありまして、継続は力ということでございまして、昨日のフォーラムでも紹介させていただきましたが、皆様方の積極的な取組によって8項目の協力プラン、具体化が着実に進んでいます。

 極東においても、丸紅とロシア鉄道が、ハバロフスクで、日露予防医療診断センターの設立に向けて、話を進めています。また今回、JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の参加する北極LNG2プロジェクトの最終投資決定がなされます。三井物産とJOGMECが参加していただいておりますが、近い将来北極圏で生産されたLNGが、北極海航路を通して日本に届くでしょう。先日、日本航空と全日空は、来年からの東京とウラジオストクの定期便の運行開始を発表しました。

 日本にとり、ロシア極東が、先程申し上げましたが、一層身近になっていくのだろうとこう思います。本日は、実際にロシアにおいてビジネスを展開しておられる、事業を展開しておられる皆様から現場の声を伺いたいと楽しみにしているところでございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。」

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