1. 1 9月4日から5日まで,東京において,第9回日・シンガポール海上安全保障対話が開催されました。

    2 この対話には,日本側から,赤堀毅外務省総合外交政策局参事官のほか,外務省,内閣官房国家安全保障局,内閣府総合海洋政策推進事務局,国交省,防衛省及び海上保安庁の関係者が,シンガポール側から,メアリー・シーチェン大使・外務省上級専門顧問(Ambassador Mary Seet-Cheng, Senior Specialist Advisor,Ministry of Foreign Affairs)のほか,外務省,国防省及び海事港湾庁の関係者が,それぞれ出席しました。

    3 今回の対話では,海における法の支配の重要性につき確認するとともに,自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた主要なシーレーンにおける海洋安全保障に係る取組,東南アジアやソマリア沖・アデン湾等における海賊対策,海上法執行機関間及び防衛当局間の協力促進,多国間の枠組みにおける協力,海洋におけるサイバーセキュリティーなどについて,幅広く意見交換を行いました。また,海洋状況把握(MDA)に係る協力を促進していくことで一致しました。

    4 出席者は,4日,横浜の海上保安庁第三管区本部を訪問し,東京湾交通センターを視察するとともに,海上保安庁資料館の見学を行いました。

    [参考]
     日・シンガポール海上安全保障対話は,平成23年1月の日・シンガポール次官級協議において開催が決まったもので,今回が第9回目の対話。