1.  本2日,午後7時25分から約70分間,河野太郎外務大臣は,OSCEアジア共催会議にOSCE議長として参加のため訪日中のミロスラフ・ライチャーク・スロバキア共和国外務・欧州問題大臣(H.E. Dr. Miroslav LAJČÁK, Minister of Foreign and European Affairs of the Slovak Republic)と外相会談(ワーキング・ディナー)を行ったところ,概要は以下の通りです。

    1 冒頭,河野大臣から,ライチャーク大臣の訪日を歓迎し,OSCEアジア共催会議への出席に謝意を述べました。また,「来年2020年は日・スロバキア交流100周年であり,次の100年に向けた二国間関係について,幅広く議論を行い両国の関係のさらなる発展につなげたい」旨述べました。
     これに対し,ライチャーク大臣は,100周年の記念の年に,様々なレベルで交流を実現したい旨述べました。

    2 両大臣は,4月の安倍総理大臣のスロバキア訪問を始め,両国の政治対話がかつてないほど活発化していることを確認し,政治対話を通して,さらに二国間関係を強固にしていくことで一致しました。また「V4+日本」協力の継続・強化を確認しました。

    3 また,河野大臣から,「経済関係は日・スロバキアの重要な基盤であり,10月のJETROミッションのスロバキア派遣等を通し,伝統的な日本企業の投資先である製造業に加え,幅広い分野での協力へと発展することを期待する」旨述べました。これに対し,ライチャーク大臣から,日本企業による投資はアジアで3番目の大きさで,1万3,000人の雇用を生んでいることから,更なる潜在力に期待する旨述べました。

    4 さらに,本年OSCE議長,OECD閣僚理事会議長国等を務め,国際社会での役割を拡大するスロバキアと協力を深めていくことで一致しました。

    5 両大臣は,欧州情勢及び東アジア情勢等について,意見交換を行いました。