令和元年8月30日
農林水産省

愛知県は、長久手市の愛知県農業総合試験場で発生した豚コレラ(国内36例目)に関し、8月30日(金曜日)24時(8月31日(土曜日)0時)をもって、発生農場の半径3kmから10kmまでの区域で設定している搬出制限区域を解除します。
なお、愛知県豊田市で発生した豚コレラ(国内35例目)については、現在、清浄性確認検査を実施しておりますので、35例目の搬出制限区域と重複する地域は除きます。
本件は愛知県においてもプレスリリースを行っております。

1.経緯及び今後の予定

  • (1)令和元年8月9日(金曜日)、愛知県は、愛知県長久手市の愛知県農業総合試験場において国内36例目となる豚コレラが発生したことを受け、家畜伝染病予防法に基づき、移動制限区域(発生農場の半径3km以内の区域)及び搬出制限区域(発生農場の半径3kmから10kmまでの区域)を設定しました。
  • (2)8月13日(火曜日)までに、上記の施設で飼養されている豚の殺処分及びその死体の埋却、汚染物品の処理及び畜舎の消毒を完了し、当該施設における防疫措置を完了しました。
  • (3)今般、36例目の当該施設における防疫措置完了から17日が経過することから、愛知県は、豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針に基づき、8月30日(金曜日)24時(8月31日(土曜日)0時)をもって、搬出制限区域を解除します。ただし、愛知県豊田市で発生した豚コレラ(国内35例目)に係る搬出制限区域と重複する区域は除きます。なお、現在設置されている10ヶ所の消毒ポイントについては、全て継続されます。
  • (4)愛知県においては、豚・いのししを飼養する農場における衛生管理を徹底し、豚コレラウイルスの侵入防止に取り組んでいます。また、県内全域での野生いのししの捕獲や検査を行うとともに、経口ワクチンの散布等により本病の拡散防止に努めていくこととしています。

2.その他

  • (1)豚コレラは、豚・いのししの病気であり、人に感染することはありません。食品安全委員会の見解によれば、仮に豚コレラにかかった豚やいのししの肉等を食べても人体に影響はないとされており、正確な情報に基づいて冷静に対応していただくようお願いいたします。
    (参考)食品安全委員会ホームページ
    http://www.fsc.go.jp/sonota/csf/(外部リンク)
  • (2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。 今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。  

3.参考

令和元年8月9日付けプレスリリース「愛知県における豚コレラの疑似患畜の確認(国内36例目)について」
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/190809_17.html
(参考)愛知県ホームページ「豚コレラについて」(各地区で実施中の消毒措置等について記載)
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chikusan/chikusan-csf.html(外部リンク)

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

担当者:山野、下平
代表:03-3502-8111(内線4582)
ダイヤルイン:03-3502-8292
FAX番号:03-3502-3385