令和元年8月30日
水産庁

令和元年9月3日(火曜日)から6日(金曜日)まで、ポートランド(米国)において「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第15回北小委員会」が開催されます。
本会議は非公開です。ただし、カメラ撮影は冒頭のみ可能です。

1.中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)北小委員会とは

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC*)」は、中西部太平洋における高度回遊性魚類(マグロ、カツオ、カジキ類)資源の長期的な保存及び持続可能な利用を目的とした地域漁業管理機関です。
「北小委員会」は、主に北緯20度以北の水域に分布する資源(太平洋クロマグロ、北太平洋ビンナガ、北太平洋メカジキ)の資源管理措置について本委員会に勧告を行うWCPFCの下部組織です。
WCPFC:Western and Central Pacific Fisheries Commission

2.開催日程及び場所

日程:令和元年9月3日(火曜日)~6日(金曜日)
場所:ポートランド(米国)
 

3.参加予定国・地域

日本、韓国、中国、米国、カナダ、クック諸島、フィジー、フィリピン、バヌアツ、台湾(計10カ国・地域)

4.我が国出席予定者

太田 愼吾(おおた しんご) 水産庁資源管理部審議官(我が国代表)、宮原 正典(みやはら まさのり) 農林水産省顧問(北小委員会議長)ほか、水産庁、外務省、経済産業省、国立研究開発法人 水産研究・教育機構及び関係業界の関係者

5.主要議題

北小委員会対象資源(太平洋クロマグロ、北太平洋ビンナガ、北太平洋メカジキ)に関する保存管理措置の検討。
太平洋クロマグロについては、会合期間中に開催される全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)との合同作業部会において、主に以下を議論。
(1)現行措置のレビュー(増枠提案を含む)
(2)長期管理方策(※1)の検討
(3)漁獲証明制度(※2)の検討
1 暫定管理目標達成後の更なる管理目標や漁獲管理ルールの設定
2 漁獲から輸出入に至る主要な段階において、漁獲物の流通の履歴を記載した書類を政府等が認証することにより、当該漁獲物が地域漁業管理機関の保存管理措置を遵守したものであることを証明する制度

6.参考

現行の保存管理措置の概要
太平洋クロマグロ
(ア) 親魚資源量を令和6年(2024年)までに、少なくとも60%の確率で歴史的中間値(約4万3千トン)まで回復させることを「暫定回復目標」とする
(イ) 30kg未満の小型魚の漁獲量を平成14年から16年まで(2002年~2004年)の平均水準から半減する(我が国は4,007トン)
(ウ) 30kg以上の大型魚の漁獲量を平成14年から16年まで(2002年~2004年)の平均水準から増加させない(我が国は4,882トン)
北太平洋ビンナガ
漁獲努力量を平成14年から16年まで(2002年~2004年)の水準より増加させない。
北太平洋メカジキ
保存管理措置は設定されていません。

7.その他

会議は非公開ですが、冒頭カメラ撮りは可能です。
冒頭カメラ撮りを希望される方は、下記「お問合せ先」へお問い合わせください。

<添付資料>
「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の概要

お問合せ先

資源管理部国際課

担当者:松島、番場
代表:03-3502-8111(内線6745)
ダイヤルイン:03-3502-8459
FAX番号:03-3504-2649