令和元年8月28日、安倍総理は、TICAD7(第7回アフリカ開発会議)開催等のため神奈川県横浜市を訪問しました。

 総理は、エジプト・アラブ共和国のアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領、国際連合のアントニオ・グテーレス事務総長、WFP(国連世界食糧計画)のデイビッド・ビーズリー事務局長とそれぞれ会談を行いました。
 午後には、ササカワ・アフリカ財団主催シンポジウム及びSTSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)に出席しスピーチを行いました。次に、日本・アフリカ ビジネスフォーラム&EXPOを視察後、南アフリカ共和国のマタメラ・シリル・ラマポーザ大統領と会談しました。続いて、写真撮影に臨み、その後、開会式及び「総論及びアフリカ開発の将来」を議題とした全体会合に出席し基調演説を行いました。
 その後、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)のオドレー・アズレー事務局長による表敬を受け、ケニア共和国のウフル・ケニヤッタ大統領、アルジェリア民主人民共和国のヌレディン・ベドゥイ首相、マリ共和国のイブラヒム・ブバカール・ケイタ大統領、ギニア共和国のアルファ・コンデ大統領、トーゴ共和国のフォール・エソジンナ・ニャシンベ大統領、AUC(アフリカ連合委員会)のムーサ・ファキ・マハマト委員長とそれぞれ会談を行いました。
 最後に総理・横浜市長共催歓迎レセプションを開催しました。

 総理は、総理・横浜市長共催歓迎レセプションで次のように述べました。

「皆様、こんばんは。横浜にようこそいらっしゃいました。6年前に同じ場所でこのレセプションを開催させていただきましたが、今日は約倍の皆様にお越しいただきました。少し窮屈な思いをしていただくことになりますが、しばらく我慢していただきたいと思います。
 日本初の開港の地として、今年で開港160周年を迎える横浜は、常に世界とのつながりの中で発展してきました。
 横浜におきましては、過去2回、TICADが開催され、今回が3回目の開催となります。TICADを契機に、横浜市では市内の企業がアフリカに進出しているだけではなく、アフリカと様々な交流・協力を進めています。
 正に、21世紀最大のフロンティアであるアフリカの成長、そしてアフリカと日本、世界の将来を語るTICAD7の舞台にふさわしい場所と言えると思います。
 改めて、TICAD7開催に当たって、林市長を始め、横浜市の全ての関係者の皆様の御尽力に感謝申し上げます。
 私にとっても今回が3回目のTICADとなります。今回、アフリカ各地から42人の首脳にお集まりいただきました。首脳の皆様の熱意と友情に心から感謝申し上げます。
 お集まりいただいた首脳の皆様は今までの過去最高となるわけでありますが、2013年に初めて私が議長を務めたTICAD Vでまいた種が、2016年のナイロビにおけるTICAD VIを通じて大きく育ってきました。このTICAD7では、日本とアフリカの協力に大きな花を咲かせ、そして豊かな実を実らせるために、今、何が必要か、明日も議論できることを楽しみにしております。
 もうすぐ私のスピーチも終わりますから、御安心いただきたいと思いますが、今夜のレセプションでは、しばし仕事を忘れてゆっくりと寛いでお楽しみいただきたいと思います。今夜の演目は、和太鼓と、世界を股にかけて活躍し、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使も務めるギタリスト、MIYAVIさんの演奏であります。
 それでは、TICAD7の成功と、アフリカと日本が共に手を合わせて発展していくこと、成長していくことを祈念いたしまして、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。」

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