1. 1 8月19日午後6時30分(現地時間)から約2時間,外務省のユース非核特使として日本からジュネーブを訪問している23名の高校生平和大使と各国外交団との意見交換会が,髙見澤將林軍縮会議日本政府代表部大使主催により行われました。この意見交換会には,約40名の外交団職員,その他関係者が参加しました。

    (注)アルゼンチン,イラン,ウクライナ,オーストラリア,オーストリア,オランダ,カザフスタン,カナダ,カメルーン,キューバ,スウェーデン,スロベニア,タイ,ドイツ,ハイチ,パキスタン,バチカン,ハンガリー,フィリピン,フィンランド,ブラジル,フランス,ブルガリア,ベルギー,ポーランド,南アフリカ,ロシア等の外交団職員が参加。国連軍縮部も参加。

    2 冒頭,髙見澤大使から,高校生平和大使に対し,様々な国の代表の意見を直接聞く貴重な機会として積極的に対話をしてほしい旨挨拶を行いました。続いて,国連及び外交団職員を代表してフィリピン代表部次席大使が高校生平和大使の訪問を歓迎する言葉を述べた後,高校生平和大使の代表者が活動につき報告し,核兵器のない世界の必要性を訴えました。その後、高校生平和大使は,外交団と意見交換を行いました。

    3 この意見交換会は,ジュネーブを訪問した日本の高校生の核廃絶に向けた思いを各国に直接訴える機会として,また,各国の核軍縮の立場や厳しい安全保障環境に対する理解を深める場として,実施されたものです。

    4 高校生平和大使は本20日,ジュネーブ軍縮会議(CD)を傍聴した後,国連軍縮部を訪問し,活動の報告及び核廃絶に向けた署名の提出を行う予定です。

    [参考]高校生平和大使
     1998年のインド・パキスタンの核実験を契機に開始。2001年から毎年,核廃絶を求めて高校生が集めた署名を国連欧州本部(於:ジュネーブ)に届ける取組(高校生1万人署名活動)を続けている。本年は23名が第22代高校生平和大使として,8月19日から22日の間,スイスを訪問(外務省からはユース非核特使としての委嘱を行っている。)。