1.  本9日午後3時45分頃から約20分間,河野太郎外務大臣は,日中戦略対話に出席するため訪日中の楽玉成(らく・ぎょくせい)中国外交部筆頭副部長による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭,河野大臣から,楽副部長の訪日を歓迎しつつ,概要以下のとおり述べました。

    (1)本年6月の大阪での日中首脳会談・夕食会において,安倍総理大臣と習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は,日中関係の今後について非常に良い意見交換を行った。

    (2)自分(河野大臣)も,先週(8月1日),王毅(おう・き)国務委員兼外交部長との間で会談を行い,来年春の習主席の国賓訪日について話し合った。

    (3)今回の日中戦略対話が,有意義なものになることを期待。

    2 これに対し,楽副部長から,概要以下の発言がありました。

    (1)今回は,秋葉剛男外務事務次官との間で,7年ぶりとなる日中戦略対話を再開するため訪日した。

    (2)大阪において,習主席と安倍総理大臣は,新時代にふさわしい日中関係の構築を進める上で重要な多くの共通認識を達成した。

    (3)今回の対話を通じて,こうした共通認識を実行に移すと共に,両国の間の相互信頼を深めていきたい。

    3 双方は,日中関係の現状や今回の日中戦略対話について意見交換を行い,最後に河野大臣から,再度,今回の対話への期待を表明しました。