2019年8月8日
特許庁は、スタートアップの事業を知財で加速させる知財アクセラレーションプログラム「IPAS2019」の第一期支援先企業10社を決定しました。支援先企業には、ビジネス専門家と知財専門家からなる「知財メンタリングチーム」が派遣され、事業を加速する知財戦略を構築します。
1.知財アクセラレーションプログラム(IPAS)
本プログラムでは、支援先企業のコア技術・アイディアと事業計画から、ビジネス・知財の課題や支援ニーズを抽出し、対応した知識、スキルを持つ専門家からなる「知財メンタリングチーム」を組織します。
支援先企業と知財メンタリングチームは、3ヶ月間のメンタリングを通じて「経営×知財」戦略を構築し、事業の成長を目指します。
IPAS2019第一期には64社から応募があり、書類審査、ピッチ(プレゼンテーション)審査を経て、支援先企業として10社を決定しました。
2.IPAS2019キックオフイベント(採択企業 記者発表会)
8月28日(水曜日)31Builedge YAESUにて、IPAS2019第一期支援先企業を紹介するキックオフイベントを開催します。また、昨年度IPAS2018参加企業がIPASを通じて得られた支援、成果について講演します(参加無料)。
3.ウェブサイト(IP BASE)での掲載
- スタートアップ及び知財専門家に向けたウェブサイト(IP BASE)にて、IPASの事業内容、支援先企業、支援に関わるメンターの情報を掲載します。
4.第一期支援先企業一覧 (50音順)
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株式会社 エイシング (東京都港区 代表:出澤純一)
超軽量動作・高速データ処理・リアルタイム学習・スタンドアローンという特徴を備えた機械組み込み型AIアルゴリズムの開発 -
株式会社 エー・スター・クォンタム(東京都港区 代表:船橋弘路)
量子コンピューターのプラットフォーム、共通ライブラリの開発 -
スペースリンク 株式会社(神奈川県川崎市 代表:阿部晃城)
大容量・急速充電・安全性・長寿命・低コストという特徴を兼ね備えた「グリーンキャパシタ™️」の開発 -
株式会社 セツロテック (徳島県徳島市 代表:竹澤慎一郎)
受精卵エレクトロポレーション法を用いた遺伝子改変(ゲノム編集)マウスを簡便克高効率に作成できる手法を開発 -
パイクリスタル 株式会社(千葉県柏市 代表:伊藤陽介)
東京大学で開発された有機半導体単結晶技術を応用し、柔らかく、薄く、軽く、安価なデバイスの作成 -
株式会社 Photo electron Soul(愛知県名古屋市 代表:鈴木孝征)
半導体フォトカソード技術を利用した電子ビーム生成装置の開発 -
株式会社 ブレイゾン・セラピューティクス(東京都文京区 代表:戸須眞理子)
主に中枢神経領域を対象とした医薬品、診断薬、研究用試薬などの研究開発 -
株式会社 メタジェン(山形県鶴岡市 代表:福田真嗣)
個々人によって異なる腸内環境を適切に分類し、腸内環境のタイプに合わせたアプローチを行い、健康維持・疾患予防を目指す層別化ヘルスケアサービスの開発 -
メディギア・インターナショナル 株式会社(神奈川県横浜市 代表:田中武雄)
医師の手技レベルに左右されず医療の均質化を容易に実現する「腫瘍標的型低侵襲療法」を開発 -
LeapMind 株式会社(東京都渋谷区 代表:松田総一)
小型、省エネ設計の「組込み型Deep Learning」ソフトウェア・ハードウェアの開発
5.IPAS2019公募(第二期)
IPAS2019の第二期の公募を、9月1日(日曜日)まで実施しています。
応募はウェブサイト(IP BASE)にて受け付けていますので、御興味ある方はぜひ御応募ください。
関連リンク
担当
特許庁総務部企画調査課長 小松
担当者:菊地、進士
電話:03-3581-1101(内線 2156)
03-3592-2910(直通)
03-3580-5741(FAX)