1.  本6日,午前11時10分(現地時間,日本時間同)から約45分間,河野太郎外務大臣は第二次世界大戦時の激戦地であるペリリュー島を訪問し,トミー・E・レメンゲサウ・Jr・パラオ共和国大統領(H.E. Tommy E REMENGESAU, Jr., President of the Republic of Palau)主催のワーキングランチに出席したところ,概要は以下のとおりです(パラオ側から,マルグ外相等同席)。

    1 冒頭,河野大臣から,レメンゲサウ大統領の御尊父の御逝去に対して,心からの哀悼の意を捧げるとともに,ペリリュー島にお越しいただいたこと,名誉市民の称号の授与を始め,温かい歓迎をいただいたことに対する謝意を表明しました。また,「今回の訪問は,日本の外務大臣として,初のパラオ訪問であり,外交関係樹立25周年の記念すべき年にパラオを訪問することができ嬉しい」旨述べました。

    2 これに対し,レメンゲサウ大統領から,河野大臣の訪問を歓迎するとともに,これまでの日本からの支援は重要な役割を果たしている旨述べ,謝意が表明されました。

    3 また,河野大臣から,来年パラオで開催されるアワ・オーシャンへの協力(PDF)別ウィンドウで開く海洋保安分野における協力を始めとする,日本の日・パラオ関係強化のための取組を表明したのに対し,レメンゲサウ大統領から謝意が表明されました。

    4 両者は,漁業,遺骨収集,人的交流等幅広い分野における日本とパラオ間の協力に関し,今後も緊密に連携していくことで一致しました。

    5 さらに,気候変動北朝鮮問題等,国際社会が直面する問題についても意見交換を行い,日・パラオ間の協力を深めていくことで一致しました。