2019年8月2日

資源エネルギー庁は、4月13日から実施してきた北海道日高地域沖合における石油・天然ガスの存在の確認を目的とした掘削調査を8月2日に終了しました。今回の掘削調査により、各種地質データを取得するとともに、天然ガスが存在する徴候が認められた地層に対し産出テストを行い、一定量の天然ガスの産出を確認しました。

1.事業概要

本調査は、「海洋基本計画」及び「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」に基づき、三次元物理探査船「資源」による探査の結果を踏まえて発見された有望な構造において、石油・天然ガスの存在を確認するために実施したものです。

事業名:
基礎試錐「日高トラフ」
掘削場所:
北海道日高地域の沖合約50kmの海底下に位置する地下構造
掘削深度:
水深約1,070m、海底面下約2,530m
掘削期間:
平成31年4月13日~令和元年7月8日
委託先:
石油資源開発株式会社(事業実施者) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(事業管理者)

※掘削場所の地図、掘削の方法、作業の様子については別添も御参照ください。

2.調査結果の概要

今回の掘削調査により、岩石サンプルや各種地質データを取得するとともに、天然ガスが存在する徴候が認められた地層に対し産出テストを行い、一定量の天然ガスの産出を確認しました。

3.今後の予定

本年度中に、掘削調査で得られた地質データ等の詳細な解析・評価作業を行い、試掘地点周辺における石油・天然ガスの存在状況の確認・評価を行います。今回の国による先導的な調査活動が、我が国石油開発企業による探鉱につながることを期待しています。

関連資料

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課長 佐々木
担当者:利光、毛利、大森

電話:03-3501-1511(内線4641~4646)
03-3501-1817(直通)
03-3580-8563(FAX)