2019年7月29日

経済産業省は、大阪・関西万博の実施にむけて、開催計画を具体化するため、「万博計画具体化ワーキンググループ」を立ち上げ、有識者との議論を重ねてきました。ワーキンググループでの議論やヒアリングを踏まえて、大阪・関西万博が「新しい時代の万博」となるよう、論点を整理し、具体的な取組みを取りまとめました。

1.背景

2018年11月に日本での開催が決定した「2025年国際博覧会」(以下「大阪・関西万博」)の実施に向けた計画を具体化するため、2019年1月に「大阪・関西万博具体化検討会」を立ち上げました。テーマや会場・輸送計画など各分野について検討を深める観点から、本検討会の下に、万博、SDGs、建築、展示などの有識者から構成される「万博計画具体化検討ワーキンググループ」を立ち上げ、全8回にわたり議論しました。
ワーキンググループの議論と有識者へのヒアリング、パブリックコメントへの意見をもとに、報告書を取りまとめたものです。

参考:大阪・関西万博具体化検討会(2019年1月25日)について外部リンク

2.報告書の主な内容

本報告書では、大阪・関西万博の計画具体化に向けて、
・持続可能な開発目標(SDGs)達成に続く目標(SDGs+beyond)に向けた様々な取組を加速化すること
・「未来社会の実験場」として新たな技術やサービスの実証等を行っていくこと
・新たな文化創造、文化交流の場を実現し、日本の飛躍契機にすること
・多様な参加者による共創(Co-creation)を実現していくこと
という4つの柱を立て、具体的な取組例を示しています。

報告書(概要版)『「新しい時代の万博」の具体化に向けて』PDFファイル
報告書(全体版)『「新しい時代の万博」の具体化に向けて』PDFファイル

3.今後

本報告書は、博覧会国際事務局(BIE)への提出が求められる登録申請書(開催国が実施計画について記載した文書)の作成に活用します。また、本報告書の趣旨を踏まえ、一般社団法人2025年日本国際博覧会協会とともに、大阪・関西万博の実施に向けた準備を進めていきます。

担当

商務・サービスグループ 博覧会推進室長 武田
担当者: 坂本
電話:03-3501-1511(内線 4031~4)
03-3501-0289(直通)
03-3501-6203(FAX)