2019年7月22日

JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能、試験方法などを定めた国家規格です。JISは、社会的環境の変化に対応して、制定・改正されています。社会的に関心の高い重要な制定や改正を月に1回紹介しています。

1.今回のJIS規格制定・改正内容

今回は、3件の制定及び8件の改正を行いました(資料1)。中でも、以下のJISの制定・改正は特に重要です。

①ガラス発泡リサイクル資材に関するJIS制定

これまで利用用途が少なくほとんどが廃棄されてきた、色合いの異なる廃ガラス瓶が混合された資材の活用に向け、そのリサイクル資材の工場出荷時における品質及び試験方法に関するJIS規格を、「新市場創造型標準化制度」を活用して制定しました。この規格により、廃ガラス瓶リサイクル資材の流通が促進され、持続可能な循環型社会の構築が一層進むことが期待されます。

➁案内用図記号のJIS改正

案内用図記号(ピクトグラム)は、言葉や文字によらず、一目見ただけで多くの情報や案内を可能とするものです。日本人だけでなく外国人観光客にもよりわかりやすい案内用図記号とするため、JIS Z8210(案内用図記号)に「AED(自動体外式除細動器)」及び「加熱式たばこ専用喫煙室」の2つの案内用図記号を追加しました。今回の改正により、公共施設等でもJISによる案内用図記号が活用され、多くの人にとってより分かりやすい案内表示が行われることが期待されます。

  • AED(自動体外式除細動器)
  • 加熱式たばこ専用喫煙室

2.JIS(日本産業規格)とは

鉱工業品、データ(電磁的記録)、サービス(役務)の品質、性能、試験方法あるいは経営管理の方法などについて全国的に統一又は単純化を図るため、産業標準化法に基づき制定される我が国の国家規格です。

JISについて、詳しくお知りになりたい場合は、下記のサイトをご覧ください。

新市場創造型標準化制度について、詳しくお知りになりたい場合は、こちら外部リンクをご覧ください。

JISの閲覧は、こちらのサイト外部リンクより検索ください。

3.過去のニュースリリース

最新のJIS情報外部リンク(過去のJISの制定・改正についてご紹介します。)

4. 工業標準化法の一部改正

工業標準化法が一部改正され、標準化の対象にデータ、サービスが追加され、法律名を“産業標準化法”に改め、“日本工業規格(JIS)”が“日本産業規格(JIS)”に変わりました(令和元年7月1日施行)。

詳しくお知りになりたい場合は、こちらのサイト外部リンクをご覧ください。

5.各規格のお問い合わせ先について

公示された各規格の詳細について、お問い合わせになる場合は、資料1に記載された担当課(1.①、②の担当課は国際標準課)に直接お問い合わせください。

関連資料

担当

(本発表資料のお問い合わせ先)

産業技術環境局基準認証広報室長 齋藤
担当者:菅、関野、髙野

電話:03-3501-1511(内線3421~2)
03-3501-9245(直通)
03-3501-7851(FAX)
E-MAIL:MLLWA@meti.go.jp

(各規格のお問い合わせ先)

産業技術環境局国際標準課長 黒田
担当者:内藤(資料2)

荒井、永田、昇(資料3)

電話:03-3501-1511(内線3423~7)
03-3501-9283(直通)
03-3580-8625(FAX)

産業技術環境局国際電気標準課長 中野
担当者:渡辺、森

電話:03-3501-1511(内線3428~9)
03-3501-9287(直通)
03-3580-8631(FAX)