2019年7月1日

磯﨑経済産業副大臣は、6月27日(木曜日)より29日(土曜日)にかけてトルクメニスタン・アシガバットを訪問し、日本企業が建設した世界初の天然ガスを素材とするガソリン製造プラントの完工式に出席して祝辞を述べました。また、ベルディムハメドフ大統領・メレドフ副首相と会談し、今後の両国間の経済協力関係の強化に向け意見交換を行いました。
トルクメニスタンは豊富な天然ガス資源を有し、多数の日本企業がガス由来の化学プラントを手がけているほか、所得向上や国内市場の発展の中で日本企業の有望な進出先となっています。今回の訪問では、トルクメニスタン及び周辺国に対し日本の技術・経験の質の高さを印象付けるとともに、ハイレベルな意見交換を通じて両国経済関係の強化を促進する契機となりました。

1. GTGプラント完工式への出席

磯﨑経済産業副大臣は、川﨑重工業・丸紅・ルネサンス(トルコ企業)が建設したGTG(Gas to Gasoline)プラントの完工式に日本政府代表として出席しました。同プラントは、天然ガスを素材としてガソリンを精製する環境配慮型の世界初のプラントで、質の高いインフラ輸出の支援案件として、案件組成段階から官民一体で取り組み、今般の完工に至りました。完工式にはベルディムハメドフ大統領はじめトルクメニスタン及び周辺国の要人、日本からは日トルクメニスタン友好議員連盟代表団及び政府・企業関係者からの多数の参加者があり盛大に開催されました。磯﨑副大臣は、安倍総理大臣からの完工式開催の祝辞を代読し、両国の経済協力の強化への期待を述べました。

2. ベルディムハメドフ大統領への表敬訪問等政府要人との会談

磯﨑経済産業副大臣は、ベルディムハメドフ大統領はじめトルクメニスタン政府要人との会談を行いました。これらの会談では、同大統領の3度の日本訪問と2015年の安倍総理大臣のトルクメニスタン訪問を契機に大きく発展した両国関係の進展を踏まえ、今後も同国でのインフラ事業の協力を進め、また日本企業の進出促進に向けた環境整備を図っていくこと等により、両国の経済関係を一層拡大していくことに合意しました。

担当

経済産業省製造産業局国際プラント・インフラシステム・水ビジネス推進室長 吉岡
担当者:荒川補佐、山崎係長
電話:03-3501-1511(内線 3825~3826)
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