令和元年6月18日、安倍総理は、総理大臣官邸で第18回総合海洋政策本部を開催しました。

 会議では、総合海洋政策本部参与会議意見書について議論が行われました。

 総理は、意見書を受け取った後、本日の議論を踏まえて次のように述べました。

「本日は参与会議の田中座長から、海洋政策について率直な提言を頂きました。
 まず、総合的な海洋の安全保障の観点から、海洋状況の可視化に向けた取組を強化する必要があります。4月からMDA(海洋状況把握)の新システムの運用を開始したところですが、今後も内閣府を中心に関係府省が連携し、MDAの能力向上に向けた体制整備や国境離島の状況把握を進めてください。
 次なるフロンティアとしての北極の重要性もますます高まっています。4年前、我が国初の北極政策を取りまとめましたが、北極海の利活用を推し進めるため北極域研究船を始めとした研究開発を一層加速してください。
 そして、海洋プラスチックごみへの対応は、本年G20大阪サミットの最大のテーマの一つです。我が国がしっかりと世界をリードしていけるよう、関係府省は実効性ある対策を速やかに実施してください。
 本日、参与会議から頂いた提言を踏まえて、海洋基本計画の実施にかかる工程表の見直しを行うよう、宮腰海洋政策担当大臣を中心に関係閣僚は連携して取り組んでください。」

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