令和元年6月13日(現地時間)、イラン・イスラム共和国を訪問中の安倍総理は、セイエド・アリー・ハメネイ最高指導者と会談を行いました。

 総理は、会談後の会見で、次のように述べました。

「先般、トランプ大統領と会談した際、トランプ大統領からは、事態のエスカレートは望んでいないとの旨の発言がありました。詳細については控えたいと思いますが、トランプ大統領とは今まで何度か意見交換を行い、お話を伺っております。大統領がどのような意図を持っているのか、私の見方としてハメネイ師に率直にお話しいたしました。
 緊張の高まりが懸念され、互いに複雑な国民感情がありますが、そうした状況だからこそ、関係国のトップ同士が、共に緊張緩和に向けた意思を持っていることが、極めて重要であります。昨日、ローハニ大統領からは、戦争は望んでいないとの明確な発言がありました。本日は、イランの最高指導者である、ハメネイ師と直接お目にかかり、平和への信念を伺うことができました。これは、この地域の平和と安定の確保に向けた大きな前進であると評価しています。またハメネイ師からは、核兵器を製造も、保有も、使用もしない、その意図はない、するべきではないとの発言がありました。
 緊張緩和に向けた道のりは、大変困難を伴うものでありますが、この地域の平和と、そして世界の平和と安定のために、これからも努力を重ねていきたいと考えています。」

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