令和元年6月11日、安倍総理は、総理大臣官邸で第3回ホストタウン首長会議に出席しました。

 会議では、最近の情勢についての議論、復興ありがとうホストタウン自治体からの発表等が行われました。

 総理は、本日の議論等を踏まえ、次のように述べました。

「今日は、ようこそ首相官邸にお越しいただきました。この部屋一杯の皆さんの熱気が伝わってくるようでございまして、大変うれしく思います。東京大会の開催まで、いよいよ1年余りとなりました。この大会を日本全国の皆様の温かな思いが詰まったものとしていきたい。ホストタウンは、そのための鍵となる取組であります。中でも復興ありがとうホストタウンは、復興五輪の実現になくてはならないものであります。本日御紹介いただいた3つの自治体のように、復興に当たって支援をいただいた国々との交流の輪が被災地全体に広がっていくことを期待します。
 そして、本日設置される復興ありがとうホストタウン連絡協議会も活用し、関係者が一丸となって復興を遂げつつある東北の姿を全世界に向けて力強く発信していきたいと考えています。政府としても被災自治体の前向きな取組をしっかりと後押ししてまいります。また、パラリンピックの開催を機に、共生社会を実現し、次世代に誇れるレガシーとしていくことも重要です。共生社会のホストタウンでの障害のある選手との交流などを通じて、共生社会が地域に根差していくことを期待します。
 お集まりの皆様におかれましては、この交流の輪をそれぞれの地域において、広げていっていただくようにお願いしたいとこう思うところでございますが、このホストタウンの経験をいかして、その国々との関係を更に発展させていっていただきたいと思いますし、その交流を更に増やしていっていただきたい。大いに期待しているところでございます。
 今日は、このホストタウンのこの集いを開催したところ、こんなにたくさんの皆さんが集まっていただけるとは思いもしなかったわけでございます。私の地元の山口県の方も大体来ていただいております。欠席の方もおられるようでございますが、ただ、たくさんの方々に来ていただいて、いよいよ1年と迫ったオリンピック・パラリンピックに向けて、大いに盛り上げていきたいと思いますし、この日本のおもてなしの姿勢を世界に発信していきたいと思いますので、どうぞ皆様よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。」

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