令和元年6月7日、安倍総理は、総理大臣官邸で第76回高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)及び第7回官民データ活用推進戦略会議を合同で開催しました。

 会議では、デジタル時代の新たなIT政策大綱等について意見交換等が行われました。

 総理は、本日の意見交換を踏まえ、次のように述べました。

「この会合から、高橋さんと、西川さんと、粟飯原(あいはら)さんに、新たに有識者として御参加いただきます。よろしくお願いいたします。
 今月、我が国で初めて開催いたしますG20大阪サミットにおける最大のテーマの一つは、デジタル経済への対応であります。
 Data Free Flow with Trustのコンセプトの下、我が国がリーダーシップを発揮し、そしてデータ流通の新たなルール作りに向けて、各国と連携し、大阪トラックを立ち上げたいと考えています。
 その前提となるのは、国内におけるデータの安全・安心の確保です。関係閣僚は、個人情報保護法の改正や政府・重要産業データのセキュリティ強化など、必要な対策を進めてください。
 世界経済におけるデジタル化の波が一層加速する中にあって、本日、我が国として初めて決定した、このデジタル時代の新たなIT政策大綱は、我が国がこの歴史的な転換期における熾烈(しれつ)な国際競争を勝ち抜くための道しるべです。
 関係閣僚は、本大綱に基づいて、マイナンバーカードの普及やIT調達予算の一元化などの実行に直ちに着手するとともに、政府、地方、民間を含めたオールジャパンでデジタル化を一気に推し進めるため、本大綱に盛り込んだ政策の実施に一丸となって取り組んでください。」

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