1. 1 6月6日(現地時間),テキサス州のダラス商工会議所において,AIおよび日本とダラスの連携の将来をテーマに,日米文化教育交流会議(カルコン),Anniversaries Inc. 及びダラス商工会議所共催のイベントが開催されました。

    2 このイベントでは,冒頭,シュメルテコプフ・ダラス商工会議所技術革新タスクフォース委員長が歓迎の挨拶を述べました。続いて,日本側カルコン副委員長である久保文明東京大学教授から,日米関係の重要性について述べるとともに,カルコンの活動について紹介しました。また伊藤錬Anniversaries, Inc. 代表が,同団体の設立の経緯や今後の活動について説明しました。

    3 ダラス・フォートワース地域の日米の民間企業が,AIをどのように活用して技術革新を進めていくかをテーマにしたパネルディスカッションでは,慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の土屋大洋教授が,AIとサイバーセキュリティ及びその社会的影響について発表を行い,観客と活発な意見交換を行いました。

    [参考1]カルコン(The Japan-United States Conference on Cultural and Educational Interchange (CULCON))
     日米の有識者が,両国間の文化・教育交流に関し両国政府並びに社会に対して提言・勧告を行うことを目的に,1961年6月,当時の池田総理大臣とケネディ大統領の共同声明に基づき発足した日米両国間の諮問委員会。隔年で日米合同会議,同合同会議が開催されない年にはシンポジウムを開催。次回の日米合同会議は,2020年5月に福岡で開催される予定。

    [参考2]Anniversaries, Inc.
     2018年の日米合同会議の際に発出されたカルコン共同声明に基づき設立された,米国の非営利団体。日米の若手オピニオン・リーダーが出会い,協力するためのプラットフォームを提供することを目的とする。3月にワシントンで設立イベントを実施した。