令和元年5月31日、安倍総理は、総理大臣官邸でフィリピン共和国のロドリゴ・ドゥテルテ大統領と首脳会談等を行いました。

 儀じょう隊による栄誉礼及び儀じょうに続き、両首脳は会談を行い、その後、共同記者発表を行いました。

 最後に、総理は総理大臣公邸で晩さん会を開催し、挨拶で次のように述べました。

「ドゥテルテ大統領の大統領としての3度目の訪日を、心から歓迎いたします。
 先ほどの会談では、大変有意義な意見交換を行うことができました。この後は、和食で是非楽しんでいただきまして、リラックスして今宵を楽しんでいただきたいと思います。
 一昨年の1月にダバオを訪問した際、妻の昭惠と共にドゥテルテ大統領のダバオの御自宅にお招きいただき、アヴァンセーニャ女史と共に温かいおもてなしを頂いたことは、今でも大変良い思い出となっております。
 今年1月に、我が国はダバオに総領事館を開館しました。ドゥテルテ大統領は、ダバオで長年市長を務められましたが、当時市長として婚姻の署名をした御夫妻を、今晩お招きしています。その御子息は、今や大相撲の大関・高安関であります。どうぞお立ちください。ありがとうございました。
 そして、坂本まゆみ二等空佐は、フィリピンとの実動訓練に2年連続で参加し、現地での調整に中心的な役割を果たしました。また、倉本明海上保安渉外官は、フィリピン沿岸警備隊の能力向上支援を担当しています。どうかお立ちいただきたいと思います。ありがとうございました。
 本日はフィリピンの3人の介護福祉士の方にもお越しいただいております。特に、オタカン・サンドラさんは、福島県内の介護施設で東日本大震災に遭遇されましたが、その後も被災地に留まり、勤務を続けられました。
 全ての皆様を御紹介することはできませんが、本日の晩さん会には両国の友好関係を日頃から支えていただいている、政治・経済・文化など各界を代表するリーダーの皆様にお越しいただきました。皆様の御尽力があって、今日の良好な日本とフィリピンの関係があります。今後とも、御尽力いただけますように、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、ドゥテルテ大統領とアヴァンセーニャ女史、そして御列席の皆様の御健康と御健勝を祈念いたしまして、杯を上げたいと思います。」

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