1.  本31日,午後3時30分から約35分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のサルムサイ・コンマシット・ラオス人民民主共和国外務大臣(H.E. Mr. Saleumxay Kommasith, Minister of Foreign Affairs of the Lao People’s Democratic Republic)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

     

    1 河野大臣から,1年ぶりの外相会談開催を歓迎するとともに,両国間の要人往来やラオスにおける地方開発を通じ,日・ラオス両国の「戦略的パートナーシップ」(PDF)別ウィンドウで開くを更に強化させたい,日本は,「質の高いインフラ整備」,「自由で開かれたインド太平洋」の維持強化や「東京戦略2018(PDF)別ウィンドウで開く」の具体化を進めたい旨述べました。また,本年は日メコン交流年であることに言及し,日メコンやエーヤーワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略会議(ACMECS)での協力を続けていきたい旨述べました。

    2 更に河野大臣から,訪日するラオス人ビジネスマンの増大を見据え,今般,商用目的の数次査証の有効期間を延長することを決定した,ラオス政府にも投資環境改善に協力いただき,両国経済交流を増進させたい旨伝えました。

    3 これに対し,サルムサイ外務大臣から,財政安定化や人材育成,インフラ整備に係る日本からの支援は着実に実施されている,今般の査証緩和につき感謝申し上げる,SDGsの達成に向け日・ラオス間で協力していきたい,来年は日ラオス外交関係樹立65周年であり,盛り上げていきたい旨述べました。

    4 また,両大臣は,北朝鮮情勢についても意見交換を行い,今夏のASEAN関連外相会合等に向け,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。