2019年5月31日
磯﨑経済産業副大臣は、第4回ミッション・イノベーション閣僚会合及び第10回クリーンエネルギー大臣会合に出席するため、5月27日(月曜日)から5月31日(金曜日)の日程でカナダに出張しました。
1.ミッション・イノベーション閣僚会合及びクリーンエネルギー大臣会合
5月28日にカナダ・バンクーバーにて行われた第4回ミッション・イノベーション閣僚会合、及び翌29日に行われた第10回クリーンエネルギー大臣会合に、磯﨑経済産業副大臣が出席しました。
(1)第4回ミッション・イノベーション閣僚会合(28日)
ミッション・イノベーション(MI)は、23の国と地域が参加するクリーンエネルギー分野の研究開発についての官民投資拡大を促す国際イニシアティブです。今次閣僚会合では参加国がそれぞれの取組の進捗を紹介するとともに、特定技術分野の研究開発の国際連携を促進するイニシアティブである「イノベーション・チャレンジ」の具体的進捗の確認が行われました。
日本からは、MIの取り組みの進捗として、長期成長戦略策定に向けた取組や水素燃料電池戦略ロードマップの策定、更には、今年日本で開催されるG20および持続的成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する閣僚会合などの国際会議を紹介し、引き続きクリーンエネルギー関連の技術開発に重点的に取り組んでいく旨を表明しました。
さらに、会合の中で開催された官民ラウンドテーブルにおいて、日本は英国、豪州とともに産業部門のCO2削減グループの共同議長を務めました。議論の中で、水素や、CO2の回収・利用・貯留(CCUS)の分野において、コストダウンや商用化を加速するために、国際連携の下で官民が協力することが重要であることを確認しました。
(2)第10回クリーンエネルギー大臣会合(29日)
クリーンエネルギー大臣会合(CEM)は、米国、欧州、中国、インド含む25の主要国・地域の閣僚等が一堂に会し、クリーンエネルギー分野の世界的な普及・促進を目指す閣僚会合です。
本会合では、世界におけるクリーンエネルギー導入の進展を確認し、その課題を参加国間で共有した上で、再生可能エネルギー導入拡大と電力システムの柔軟性、スマートなエネルギー利用、クリーンエネルギー分野での労働力とコミュニティといったテーマ設定の中で、クリーンエネルギーの推進に向け各国が抱える課題と機会について、出席閣僚間で活発な議論が行われました。
これらの議論を踏まえ、今後のCEM活動の優先分野を確認するとともに、今後もCEMがクリーンエネルギー導入拡大に向けて、加盟国の知見を活用して取り組む重要な枠組みであると、加盟国間で確認がなされました。
日本からは、水素の市場拡大に向けた取り組みを行う新たなCEMの活動について参加を表明するとともに、本年9月に日本が開催する「カーボンリサイクル」に関する産学官の国際会議を紹介し、世界のクリーンエネルギー推進に貢献していくことを表明しました。
2.参加閣僚等との会談
MI及びCEMの機会を捉えて、磯﨑副大臣は、議長国であるソヒ・カナダ天然資源大臣、ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長等との間で、エネルギー分野を中心とした協力関係について意見交換を行いました。
- ソヒ・カナダ天然資源大臣
- ビロルIEA事務局長
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クリティカ・ポーランド環境副大臣 -
ドミンゲス環境移行省エネルギー長官(左)、
ラバハ・モロッコエネルギー大臣(中央)
担当
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経済産業省 産業技術環境局
エネルギー・環境イノベーション戦略室長 梅北
担当者:梅北、伊藤
電話:03-3501-1511(内線 3367~8)
03-3501-2067(直通)
03-3501-7924(FAX) -
資源エネルギー庁 長官官房 国際課長 田中
担当者:石井、鈴木
電話:03-3501-1511(内線 4491~4)
03-3501-0598(直通)
03-3595-3056(FAX)