令和元年5月31日、安倍総理は、総理大臣官邸で海洋プラスチックごみ対策の推進に関する関係閣僚会議に出席しました。

 会議では、海洋プラスチックごみ対策アクションプラン(案)について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「海洋プラスチックごみ問題は、本年のG20大阪サミットの最大のテーマの一つです。その解決には、世界全体での取組が不可欠です。世界全体で目指すべきビジョンを共有しながら、その実現に向けて、各国が、実効性のある具体的な対策を実行に移していくことが求められます。議長国として、この地球規模課題の解決に向けて、リーダーシップを発揮していく考えです。
 まずは、隗(かい)より始めよ。我が国では、昨日から海ごみゼロウィークが始まり、全国の海岸、河川敷、街中などでごみの一斉回収活動が行われていますが、このほか、漁業者の皆さんなどの幅広い協力による海洋ごみの回収・処理の強化、海で分解されるバイオプラスチックの開発・増産など、我が国としても、あらゆる手段を尽くす必要があります。
 さらには、これまでの我が国の経験と技術をフルに活用し、途上国の能力構築支援などの国際貢献や、国内外での汚染の実態把握にも積極的に取り組むことで、世界全体の取組を力強くけん引してまいります。
 関係大臣は、本日決定したアクションプランに基づき、新たな汚染を生み出さない世界を目指して、しっかりと取り組んでください。」

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