石川経済産業大臣政務官がチリ共和国、ブラジル連邦共和国、ペルー共和国及びアメリカ合衆国に出張しました

2019年5月29日

石川経済産業大臣政務官は、APEC貿易担当大臣会合への出席（詳細は2019年5月20日付ニュースリリースをご参照ください。）に加え、5月16日から5月23日の日程でチリ共和国、ブラジル連邦共和国、ペルー共和国及びアメリカ合衆国を訪問し、各国において相手国政府関係者、日系企業関係者、日系人コミュニティ関係者等との意見交換などを実施しました。

【チリ共和国】

1．エラスリス日智経済委員会チリ国内委員会委員長との意見交換

5月16日、日智経済委員会チリ国内委員会のエラスリス委員長と会談し、二国間の貿易・投資及び経済協力の更なる可能性について意見交換しました。

注）日智経済委員会は日本とチリの経済交流促進を図る場として1979年に設立された。日本国内委員会（事務局：日本商工会議所）とチリ国内委員会（事務局：チリ製造業振興協会）から成る。

2．在チリ日系企業関係者との意見交換

5月16日、チリに進出している日系企業関係者と同国における日系企業のビジネス環境の現状や日智二国間経済関係の今後の展望などについて意見交換しました。

3．アンプエロ・チリ外務大臣主催環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（CPTPP）メディアブリーフへの出席

5月16日、アンプエロ外相主催のCPTPPメディアブリーフに辻外務大臣政務官、カー・カナダ国際貿易多様化大臣、パーカーNZ貿易・輸出振興担当大臣、チャン・シンガポール貿易産業大臣などCPTPP締約国の閣僚とともに出席し、特に中小企業・小規模事業者等にとっての本協定の具体的なメリットについて説明いたしました。

4．バルパライソ日系人協会との意見交換

5月16日、バルパライソ日系人協会関係者とチリの日系人社会の現状、日本との交流、チリにおける日本文化の普及状況などについて意見交換しました。

5．チリ鉱業省との協力覚書への署名

5月17日、チリのプロクリカ鉱業大臣と会談し、2014年に締結した経済産業省とチリ鉱業省による協力覚書の更新に署名しました。

会談では、今後、覚書に基づき実施する官民政策対話で議論すべき双方の関心事項について意見交換を行うとともに、同大臣より8月のAPEC Mining weekへの参加要請がありました。

プロクリカ鉱業大臣との協力覚書の交換

【ブラジル連邦共和国】

1．ブラジル連邦政府経済省及び外務省関係者との会談

5月20日、ブラジリアを訪問し、経済省のトロイジョ次官、ヤナ貿易・国際担当次官代行、外務省のアキレス貿易・国際担当副次官代行とそれぞれ会談し、日本が議長国を務める2019年のG20プロセスにおける日伯両国の協力や、貿易投資の拡大をはじめとする二国間協力関係の構築などについて意見交換しました。

トロイジョ経済省次官との会談
ヤナ貿易・国際担当次官代行との会談
アキレス外務省貿易・国際担当副次官代行との会談

2．日本移民開拓先没者慰霊碑、日本館及び大志万学院視察と日系コミュニティ関係者との懇談

5月21日午前、サンパウロ市内イビラプエラ公園内の日本移民開拓先没者慰霊碑、日本館を訪問するとともに、日系ブラジル人生徒が多く通う私立学校・大志万学院を視察しました。また、同日午後には日系人関係者と懇談し、日系移民がブラジル社会の発展に果たした役割、現地日系コミュニティと日本との交流や今後の日伯二国間関係の展望などについて意見交換しました。